野次馬ライトスタンドBACK NUMBER
落合、金本、村田に梶谷まで。
選手トークショーで来季に備えろ!?
text by
村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2013/12/24 10:30
12月15日、横浜の京急百貨店でトークショーを行なった(左から)DeNAの三浦大輔、梶谷隆幸、三嶋一輝選手。
12月。プロ野球がチームとしての活動を停止するこの季節。
FA、契約更改など話題はストーブリーグ一色となり、優勝した楽天の選手を中心に年末年始用の特番収録がはじまるなど、オフのイベントは花盛り。その中でもトークショーやら、ディナーショーなどのイベントは、現役選手の生の声が聞けるこの時期ならではの貴重な催しだ。
12月~1月は野球協約によるプロ野球選手の契約期間外。球団と関係ないところでのイベントも多いように、この時期のそれは、シーズン中のヒーローインタビューやら、球場で行なわれるトークイベントとはまた違った、より素に近い選手の声が聞ける催しとなっており、思わずこぼれる本音の言葉が新聞記事を賑わせることもしばしば。
今シーズンも、すでに12球団各選手・OBによる多くのトークショー及びディナーショーが行なわれたが、今後のイベントをほんの一部あげるだけでも、食指が動くイベントはまだまだ残っている。
特に面白そうなのは中日ドラゴンズ。指揮官となった谷繁元信兼任監督が、今月20日に横浜で2000本安打達成イベントを行なうと、24日には引退した山崎武司と期待の高橋周平という“竜の新旧4番(予定)”によるクリスマストーク&ディナーショーを開催。来年1月4日には、おそらく最後の“アライバ”揃い踏みとなるであろう、荒木と巨人へ移籍の井端によるトークショー。そして、これまでの講演でも球界の諸問題やら選手やらをノリノリでぶった切ってきた落合GMのディナーショーも、1月19日の名古屋でおそらく聞き納めか。こちらは行きたくてもすでに完売だが。
金本×新井、村田サンタ、菅野と大物が続々。
一方、阪神でも落合氏に匹敵するテッパンイベントが。引退しても変わらない浪速の師弟コント……いやさコンビの様式美、金本知憲×新井貴浩ディナーショーが1月12日に大阪で行なわれる。今年のアニキの当たりはさらに辛くなりそうだ。
巨人も新選手会長に就任した村田が横浜時代から続く「村田サンタと愉快な仲間たちのクリスマスパーティ」を今年も開催。横浜時代は定員150名だったのが、巨人移籍後は600名まで大幅増員。真っ赤な尾花のサイカイさんと、いつも皆の笑いものだったあの頃を思えば、村田サンタさん、素晴らしいオフになりそうである。
さらに巨人は昨年のルーキー菅野智之が、1年目からいきなり単独ホテルディナーショーを開催。しかもキャンプイン直前の1月21日。定員数は約300! と、24歳にしてベテラン歌謡歌手並のスターっぷりを発揮。オフのイベントでも、全体的なキャパなどを含め巨人の力の強大さを感じてしまうというもの。