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「青学大絶対エースの弟が…」「あの山下り専門家が不運で…」箱根駅伝エントリーから漏れたのは? 無念を胸にサポートに回る有力選手を一挙紹介
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佐藤俊Shun Sato
photograph byYuki Suenaga
posted2025/12/13 06:15
いよいよ箱根駅伝のエントリーが発表された。期待が高まる裏で、有力各校のリストから漏れてしまった意外な選手、実力者は誰だったのか?(写真は101回大会1区)
4年生が複数外れた順天堂大
順天堂大は、村尾雄己(4年)、森本喜道(4年)ら多くの4年生に加え、前回の箱根8区9位の荒牧琢登(3年)がメンバーから外れた。村尾は3000m障害が主戦場で、日本選手権でも8位入賞を果たしていたが、選考レースの上尾ハーフで64分36秒の自己ベストを出すもチーム内では下位。ラストチャンスの熊本甲佐10マイルも30位と凡走に終わった。
森本は、上尾で64分06秒と結果を出せなかった。荒牧は箱根予選会に出走できず、上尾ハーフでも63分54秒と思うような結果を出せなかったため、今回は選外となった。
東海大でリストから漏れたのは
東海大は、檜垣蒼(2年)が外れた。檜垣は、5月に関東インカレ10000mにつづき、全日本大学駅伝予選会2組15位で走り、チームの予選突破に貢献。9月の東海大記録会では、5000mで13分51秒99の自己ベストを更新していた。だが、10月の世田谷記録会10000mでDNFになり、箱根駅伝予選会、選考レースの上尾ハーフも出走せず。残念ながら登録メンバーから漏れた。
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可児悠貴(3年)、佐野鈴太(2年)は箱根予選会に出場したが、可児は64分30秒でチーム内10位、鈴木は65分16秒でチーム内11位ともうひとつの結果に終わる。選考レースの上尾に賭けたが、ともに出場せず。佐野は故障上がりでラストチャンスとなる甲佐10マイルに出場したが56位に終わり、挽回できなかった。
メンバーから外れた選手は、これから箱根駅伝が終わる1月3日まで、選手をサポートする側に回る。さまざまな思いを込めて、彼らは「箱根0区」を走ることになる。


