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「でもって(箱根駅伝の)優勝は…青山学院!」原晋監督が宣言…“全日本3位”は「誤算」か「伸びしろ」か? もうひとつの優勝候補も「間違いではなかった」

posted2025/11/07 06:00

 
「でもって(箱根駅伝の)優勝は…青山学院!」原晋監督が宣言…“全日本3位”は「誤算」か「伸びしろ」か? もうひとつの優勝候補も「間違いではなかった」<Number Web> photograph by Tadashi Hosoda

全日本大学駅伝で3位に入った青山学院大学。出雲駅伝の7位から順位を上げ、最大の大舞台である箱根駅伝に向けて原晋監督の表情も明るかった

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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Tadashi Hosoda

 学生3大駅伝も出雲駅伝、全日本大学駅伝が終わり、残すは2カ月後の箱根駅伝のみとなった。前回優勝の青学大は、出雲7位から全日本で3位とジャンプアップ。箱根路には絶対の自信を見せるが、実はそんな同校と似たスタンスの別の強豪校の存在が?《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》

 箱根駅伝の盟主、青山学院。

 全日本での3位という結果をどう読み解くべきなのか?

「隙」と見ることは簡単だが、「伸びしろ」と見ることもできるのではないか?

出雲とは異なり…表情が和らいだ原晋監督

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 出雲の時の苦虫を噛み潰したような表情とは違い、全日本のレース後、原晋監督の表情は和らいでいた。

「7区の黒田朝日には、びっくりするね。区間新だもの。黒田のおかげで順位を上げて3位に入ったわけだけど、黒田までにどうやって、たすきをつなぐかという点では課題が残ったよね。でも、箱根に向けて戦えることは証明できたと思います。今回の結果を受けて、箱根は駒澤、國學院、中央、青学の“四強”の争いになるということでしょう。でもって優勝は……」

 ここで原監督はタメを作ってから、こう宣言した。

「青山学院!」

 この演出力は、やはり当代随一である。

 ただし、全日本を振り返ってみると、6区までは隙が目立った。

【次ページ】 「誤算」だった4年生ランナーの走り

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