「青学大絶対エースの弟が…」「あの山下り専門家が不運で…」箱根駅伝エントリーから漏れたのは？ 無念を胸にサポートに回る有力選手を一挙紹介

　第102回箱根駅伝、出場20校の登録メンバー16名が発表された。

　箱根を走るチャンスを掴んだ彼らの背後には、今回も残念ながら出走できずに仲間のサポートに回る選手が多数いる。とりわけ4年生は、メンバーから外れてしまうと、箱根を走る最後のチャンスを失い、メンタルの回復が大変だ。それでもチームや仲間をサポートし、与えられた仕事を全うしていくことになる——。

青学大で登録を外れたのは？

黒田然はMARCH対抗戦に出場するも4組24位とふるわなかった　©Nanae Suzuki

　青学大では、キャプテン黒田朝日の弟である黒田然（2年）、安島莉玖（2年）、榅山一颯（1年）、神邑亮佑（1年）が登録メンバーから外れた。

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　黒田と安島は関東インカレ10000mで5位、4位とともに入賞を果たし、駅伝での活躍が期待された。だが、ともに秋の駅伝メンバーには絡めず、選考レースの世田谷ハーフで黒田は64分28秒、安島は部内13人中、最下位に終わった。MARCH対抗戦でも黒田は巻き返すことができなかった。

期待の1年もチャンスを活かせず

MARCH対抗戦で実力を発揮できなかった期待の1年生、榅山一颯もリストに名がなかった　©Nanae Suzuki

　榅山は全日本大学駅伝1区に出場し、区間12位。世田谷ハーフは初のハーフながら62分32秒で9位、MARCH対抗戦10000mでは最終4組に出場するも、チーム最下位に終わり、監督が与えてくれたチャンスを活かすことができなかった。神邑は出雲駅伝4区8位でデビューしたが、全日本は当日変更で控えに回った。MARCH対抗戦10000mでは28分53秒72で自己ベストをマークしたが、27分台を出した折田壮太、飯田翔大、佐藤愛斗ら2年生に届かず、28分40秒を切った同じく2年の遠藤大成にも先を越された。「山候補」の2年生の勢いに押し出された観もある。

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