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「やっぱりトミは1対1が強い」ついに実現、三笘薫vs冨安健洋…その試合後、三笘が現地記者を笑顔にさせた話「あそこで諦める人いない(笑)」
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byGetty Images
posted2023/01/04 17:03
首位アーセナル戦、三笘薫のゴールシーン。相手MFブカヨ・サカと競り合いながら、冷静にゴール右へ流し込む
「嬉しいですけど、 あそこで諦める人あんまいないかなと思う(笑)(※周囲も笑う)。ボールにちょっと線がかかってたんで、そういう風に言われますけど。普通のゴールだったら、そういう風に言われないだけで。ちょっと運が良かったのか、記憶に残るところはあると思いますけど、そこはそんなに気にしてないですね」
そう言うと、視線を新年の2023年に向けた。さらなる成長を期し、ブライトンとプレミアリーグで切磋琢磨していきたいと力を込めた。
「2023年をどんな年にしたいか? 怪我をしないことと、もちろんプレミアリーグでビッグシックス(6位以内)に入りたい。そこはチームの目標でもあります。(アルゼンチン代表としてW杯で優勝し、特別休暇が与えられた)マクアリステルも帰ってくる。チームとしてもっと成熟し、もう1段階レベルアップしていかないといけない」
現在8位(※1月3日時点)のブライトンが6位圏内に到達すれば、来季の欧州リーグ出場権を獲得することになる。強豪ひしめくプレミアで6位に入るのは決して容易ではないが、何事も“諦めない”三笘なら、最後まで目標に向かって走り続けるに違いない。
かくして、三笘にとって激動の1年が終わった。そして2023年はどんな年になるだろうか。プレミアリーグだけでなく、欧州の舞台で躍動する三笘の姿もぜひ見てみたいが、はたしてどんなストーリーが待っているか。
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