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「やっぱりトミは1対1が強い」ついに実現、三笘薫vs冨安健洋…その試合後、三笘が現地記者を笑顔にさせた話「あそこで諦める人いない(笑)」

posted2023/01/04 17:03

 
「やっぱりトミは1対1が強い」ついに実現、三笘薫vs冨安健洋…その試合後、三笘が現地記者を笑顔にさせた話「あそこで諦める人いない(笑)」<Number Web> photograph by Getty Images

首位アーセナル戦、三笘薫のゴールシーン。相手MFブカヨ・サカと競り合いながら、冷静にゴール右へ流し込む

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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現地時間1月3日、第19節のエバートン戦で2試合連続ゴールを決めたブライトンの三笘薫(25歳)。前節、2022年最後の試合となったアーセナル戦では冨安健洋との日本人対決もついに実現。“幻の2点目”など首位チームを最後まで苦しめた。その試合後、三笘本人に現地記者が聞いた本音とは?

◆◆◆

 白熱のマッチアップだった。

 12月31日に行われたブライトン対アーセナル戦で、三笘薫と冨安健洋の日本人対決が実現した。

 冨安が途中交代で出場した60分から両者はピッチに立ち、「右SBの冨安」と「左MFの三笘」が同じサイドで激突した。日本代表の「攻守の要」が、世界最高峰のプレミアリーグで相まみえたのである。

 見せ場は、冨安投入からわずか4分後に訪れた。

 アーセナルのCBが最終ラインでボールを持つと、三笘は冨安の位置を確認。日本代表DFにパスが出たタイミングで、三笘は猛然とプレスをかけてボールを奪い切った。

 このボール奪取を起点に、ブライトンは攻撃のスイッチを入れた。中盤を経由し、最後にパスを受けた三笘がボールをゴール右に流し込んだ。ブライトンは1点を返して1−3とし、三笘も「まだ試合は終わっていない」と言わんばかりに両腕を上下に振って、ホームサポーターを激しく煽った。

 だが冨安も負けていない。ブライトンは三笘の「個の力」を活かそうと縦パスを入れ続けたが、冨安は体をうまく入れて何度もブロック。70分にはロングパスに反応した三笘がうまく走り出したものの、追いかける冨安が体を入れ直して突破を許さなかった。

 その6分後には、ブライトンのクロスに備える三笘の体を、冨安が右手で強く押して侵入をブロック。2人は最後までバチバチのマッチアップを繰り広げた。

 そして試合が4−2でアーセナルの勝利で終わると、両者は互いの健闘を称え合い、笑顔でユニホームを交換していた。その後、首位の座をキープしたアーセナルの冨安はゴール裏のファンへ挨拶に向かい、敗れた三笘もホームサポーターの声援に拍手で応えたのだった。

「トミはやっぱり体が強い」

 試合後の取材エリアで、三笘がまず口にしたのは敗戦の悔しさだった。

「前半の立ち上がりは、もっとしっかりと入らないといけなかった。そこで試合が分かれたと感じています。もったいなかった。圧力をかけられ、自分たちは後ろのビルドアップがなかなかうまくいかなかった。その分、自分たちが引いてしまった。(筆者:アーセナルはどうでしたか?) 1人1人のクオリティがやっぱり高い。 パスが足元にパーンと入るので、そこの差は感じました」

 質疑応答は、公式戦3点目となる三笘のゴールシーンに及んだ。

【次ページ】 「トミはやっぱり体が強い」

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