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オランダ主将ファンダイク「W杯同組の日本について? もちろん話すよ」「ワタ・エンドウと…楽しみだ」リバプール“サラー騒動”の裏で記者にニコリ

posted2025/12/11 11:00

 
オランダ主将ファンダイク「W杯同組の日本について? もちろん話すよ」「ワタ・エンドウと…楽しみだ」リバプール“サラー騒動”の裏で記者にニコリ<Number Web> photograph by NurPhoto/Getty Images

オランダ代表でもリバプールでも絶対的な存在のファンダイク。世界最強DFが日本代表と同組になったW杯組み合わせについて語ってくれた

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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「何が悪かったというわけではなく、試合ではこういうこともある」

 こうビルヒル・ファンダイクは言う。その口調は重く、表情も、普段は胸を張って堂々と語るリバプール主将には珍しく伏し目がちだ。その後、筆者がW杯組み合わせについて聞くと、意外な表情を見せるのだが。

サラーが不満爆発の横でファンダイクは…

 12月6日、リバプールがアウェイで3−3の引き分けに終わった、プレミアリーグ第15節リーズ戦後のこと。この日のミックスゾーンで話題になったのは――リバプールのキャプテンが現れる前に――3試合連続でスタメンを外れたエースのモハメド・サラーが、約7分半に渡って不満を吐き出す一幕だった。

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 一方で、囲み取材に応じたファンダイクは、番記者から「連続無敗が3試合に伸びたとも受け取れる」と振られても、「正直、負けた気分」と反応し、自らに言い聞かせるかのように言うのだった。

「自分たちを信じて、自信を持ってやり続けるしかない」

 無理もない。第13節ウェストハム戦からの1勝2引き分けが、現地で「不敗」として強調されること自体が、今季のリバプールの不振を物語る。アルネ・スロット体制1年目をプレミア王者として終えた昨季、全38試合で「41」だったリーグ戦での失点数は、15試合を消化した時点で「24」を数えるほどなのだから。

当初、ファンダイクは浮かない顔だった

 前節サンダーランド戦は、9年ぶりにプレミア復帰した相手に対し、1−1とホームでの敗戦回避が精一杯だった。

 続いての相手リーズも、降格圏ギリギリの17位。この試合でリバプールは、後半早々にウーゴ・エキティケが立て続けのゴールを挙げて2点のリードを奪う。しかし、敵が田中碧の投入を含む3枚替えで反撃を狙うと、立て続けに失点して追いつかれた。

 後半35分にはMFドミニク・スボスライが勝ち越しゴールを決めたが、アディショナルタイム6分、ライアン・フラーフェンベルフが、敵のCKをヘディングでクリアし損ない、ノーマークになっていた田中に左足で蹴り込まれている。このゴールはリバプールがセットプレーから記録した、今季リーグ戦10度目の失点だった。

「間違いなく問題だ」

 守備の要であるファンダイクも認めるものの、不調の原因について具体的な答えは見つからない様子だった。

【次ページ】 日本代表について? もちろん!

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