”左対左”の意外なデータ

　今季規定投球回数に達した先発左腕と主な救援左腕の左右打者別の被打率は以下の通りだ。

　投手　　　　　　　　対右打者　対左打者
　●今永昇太（D）　　  .186　　  .228
　●大野雄大（中）　　 .186　　  .228
　●小笠原慎之介（中） .228　　  .257
　◯高梨雄平（巨）　    .232　　  .167
　◯宮城大弥（オ）　    .262　　  .220
　●小島和哉（ロ）　    .239　　  .280
　△加藤貴之（日）　    .227　　  .225
　◯田口麗斗（ヤ）　    .280　　  .211
　●エスコバー（D）    .176　　  .252
　●岩崎　優（阪）　    .282　　  .295
　◯高梨雄平（巨）　    .232　　  .167
　△モイネロ（ソ）   　 .134　　  .110
　◯嘉弥真新也（ソ）    .231　　  .185
　●松井裕樹（楽）　    .088　　  .186

　ここに挙げた13人のサウスポーで明らかに右打者より左打者との対戦を得意としている（◯）のは、先発ではオリックスの宮城だけ。リリーバーでは巨人・高梨とソフトバンク・嘉弥真の変則左腕にヤクルト・田口の3人で、合わせて4人しかいない。

巨人・高梨雄平　©︎Hideki Sugiyama

　左右の数字があまり変わらない（△）のが日本ハムの加藤とソフトバンクのモイネロで、残る7人はいずれも左打者の方が対戦成績が悪い（●）というデータが残っているのだ。

　なぜこんな数字が出てきているのか。

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