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「日本代表は優等生すぎるんだよ」“痛恨の黒星”に英国メディアもガッカリ…あのチェルシーレジェンドは失望「カマダはトップクラスなのに…」 

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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photograph byTakuya Sugiyama/JMPA

posted2022/11/29 18:10

「日本代表は優等生すぎるんだよ」“痛恨の黒星”に英国メディアもガッカリ…あのチェルシーレジェンドは失望「カマダはトップクラスなのに…」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama/JMPA

日本代表がコスタリカ代表に0-1で痛恨の敗戦。英国メディアでは「優等生すぎる」「甘すぎる」との声も挙がった

「コスタリカに奪われたゴール場面で、日本は3つのミスが重なった。まずひとつはヨシダ(吉田麻也)。ヨシダは中盤の選手にボールを預けようとしたが、大きくクリアすべきだった。2つ目はイトウ(伊藤洋輝)。まず、得点を決めたケイセル・フレールを、近くにいた彼が止めに行くべきだった。しかも、イトウはなぜかオフサイドをかけにいくタイミングも間違っている。3つ目はGKのゴンダ(権田修一)だ。彼はセーブのジャンプが早すぎた」

 元イングランド女子代表MFのカレン・カーニーは、「ヨシダのクリアミスがそもそもの始まり」と失点場面を振り返りながらも、GK権田に辛辣な意見を述べた。

「失点時のゴンダは、ジャンプのタイミングが早すぎる。もう少し待って飛んでいれば、しっかり弾くことができただろう。完全に間違っているし、非常にまずいセービングだった。2人のGKの違いも、勝負を分けた理由だと思う。両軍のGKはあまりやることがなかったが、コスタリカのGKケイロル・ナバスが少ないピンチをセーブで救ったのに対し、権田はそれができなかった。集中力の差が勝負を分けた」

「コスタリカを軽く見すぎていた」

 試合後の英メディアも、コスタリカ戦における日本の敗戦を驚きをもって伝えた。

 だが、強豪ドイツを挑戦者の日本が打ち破った前節に比べると、その扱いは遥かに小さかった。報道の内容も「衝撃的な敗戦」というより、「日本がグループステージ突破のチャンスを逃した」(英BBC放送)といった切り口が多かった。

 BBCは「初戦でドイツに勝利した日本が、スペインに0−7で大敗したコスタリカを破るものと予想していた。しかし森保一監督は、ドイツ戦で勝利したメンバーから先発を5人変更した。継続性よりローテーションを選んだが、それが活気のないパフォーマンスにつながった」と否定的に伝えた。

【次ページ】 「コスタリカを軽く見すぎていた」

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