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「日本代表は優等生すぎるんだよ」“痛恨の黒星”に英国メディアもガッカリ…あのチェルシーレジェンドは失望「カマダはトップクラスなのに…」

posted2022/11/29 18:10

 
「日本代表は優等生すぎるんだよ」“痛恨の黒星”に英国メディアもガッカリ…あのチェルシーレジェンドは失望「カマダはトップクラスなのに…」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama/JMPA

日本代表がコスタリカ代表に0-1で痛恨の敗戦。英国メディアでは「優等生すぎる」「甘すぎる」との声も挙がった

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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日本代表がコスタリカ代表に0-1で痛恨の敗戦。「日本は優等生すぎる」「コスタリカを軽く見すぎていた」サッカーの母国イギリスのメディアでも厳しい声が相次いだ。現地在住の筆者が綴る。

◆◆◆

「驚きの結果に終わりました。我々も驚いていますし、ひょっとしたらコスタリカ代表の選手たちもそうかもしれません。日本対コスタリカは0−1で終わりました」

 W杯カタール大会、E組第2戦の日本対コスタリカ戦が終わると、試合を中継した英テレビ局ITVのアナウンサーはそうつぶやいた。画面に映るのは、喜びを爆発させるコスタリカの選手たちと、下を向く日本代表の選手たち。終始敵陣に押し込みながら、日本代表はたった1本の枠内シュートで敗れてしまった。

 中継映像がスタジアム内のスタジオに切り替わると、解説陣が早速この試合を振り返っていった。

 イングランドを含む英メディアは当然、第3者の立場にある。初戦のスペイン戦を0−7で大敗していたコスタリカの奮闘、そして日本代表の敗戦をフラットな視点で伝えた。

 解説を担当した元ウェールズ代表FWハル・ロブソン=カヌ氏は「コスタリカはよく守り、0−0で踏みとどまり続けた。そして最後は一発で勝利を収めた。決勝点は明らかに日本のミスから生まれたが、勝利を掴んだコスタリカを褒めたい。彼らは初戦を0−7で落とした。屈辱的な敗戦だ。彼らが歓喜に沸く姿を見れば、コスタリカ国民にとって、この勝利がどれほど大きな意味があるのか理解できる」と語った。

「日本は優等生すぎるよ」

 そして司会者が「それにしても日本は…彼らはグループステージ突破という大きなチャンスを逃しました」と切り出した。この問いかけに、最も印象的なコメントを残したのが元イングランド代表MFのジョー・コール氏だった。

 J・コールは現役時代、ウェストハムやチェルシー、リバプールでプレーし、イングランド代表としても2002年、2006年、2010年のW杯3大会で戦った名手だ。特に06年のW杯ドイツ大会での活躍は目覚ましかった。高度なボールスキルが売りで、天才肌のアタッカーとして多くのファンを魅了した。

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