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「OAはなぜ吉田麻也・遠藤航・酒井宏樹なの?」「三笘薫は生き残れる?」日本代表メンバーで気になる“3つの論点”
text by
中西哲生+戸塚啓Tetsuo Nakanishi + Kei Totsuka
photograph byGetty Images
posted2021/05/21 11:03
東京五輪メンバーの確定まで残された時間はあとわずか。三笘薫は生き残れるのか?
先発でも途中出場でも攻撃に違いを生み出せる
森保監督によれば、「基本的に6月の活動が、本大会への選考の場所になる」とのことです。U-24ガーナとジャマイカとの2試合で、各選手はアピールをしなければならない。
三笘の競争相手となるのは、相馬勇紀、三好康児、遠藤渓太、堂安律、食野亮太郎、久保建英の6人でしょう。そのなかで堂安と久保には、すでに当確ランプがついていると考えます。
これまでの起用法などを踏まえると、4-2-3-1のシステムなら右に堂安、トップ下に久保の起用が濃厚です。個人で局面を打開でき、周囲の選手を生かせる彼らとともに、三笘が川崎Fと同じ左サイドに入ったら──破壊力のある攻撃が実現するはずです。
三笘が川崎Fで見せているプレーをそのまま出せば、U-24日本代表の力になれる。先発でも途中出場でも攻撃に違いを生み出せるだけに、彼がいることで選手起用の幅も広がるでしょう。
あとは、国際舞台でポテンシャルを発揮できるか。他でもない三笘自身が国際舞台への道を切り開けるか、です。