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“川崎アカデミー出身の最強コンビ”久保建英と三笘薫 中西哲生に聞く「2人のサッカーセンス」と「どこで1番活きるのか?」

posted2021/03/26 06:01

 
“川崎アカデミー出身の最強コンビ”久保建英と三笘薫 中西哲生に聞く「2人のサッカーセンス」と「どこで1番活きるのか?」<Number Web> photograph by KYODO

3月26日に五輪イヤーの初戦を迎えるU-24日本代表で、久保建英と三笘薫の“注目のコンビ”が実現しそうだ

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中西哲生+戸塚啓

中西哲生+戸塚啓Tetsuo Nakanishi + Kei Totsuka

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 3月26日に五輪イヤーの初戦を迎えるU-24日本代表で、注目のコンビが実現しそうだ。久保建英と三笘薫である。

 U-24アルゼンチン代表との対戦を前に、久保は所属するヘタフェで結果を残した。2月6日以来7試合ぶりの先発出場となった直近のラ・リーガ第28節で、アシストを記録したのである。

 久保の現在の状況から三笘とのコンビで期待されることを、お馴染みの中西哲生氏に解説してもらう。

◆◆◆

 3月21日に行なわれたヘタフェ対エルチェ戦で、久保建英はリーグ戦で7試合ぶりに先発しました。それまでは後半からの途中出場が続き、前節はヘタフェ移籍後初めて出場無しに終わっていました。

 メンタル的にはかなり厳しかったはずです。しかも、15位のヘタフェと17位のエルチェの勝点差は「4」で、負けると「1」に縮まる。残留争いに巻き込まれてしまう。およそ1カ月半ぶりの先発は、プレッシャーのかかる一戦だったわけです。

 そう考えると、良くぞここまでやれたな、というのが率直な思いでした。先発から外れている自分と向き合い、課題を持って丁寧に過ごしていたのでしょう。毎日のトレーニングから試合を想定し、心と身体の準備を整えていたのだと思います。

 0対1で迎えた60分のアシストは、それ以前の2つのプレーを生かしたものでした。

「駆け引き」で演出した60分のアシスト

 1つ目は29分の場面です。ペナルティエリア内右で久保がパスを受けると、マッチアップする左サイドバックのモヒカが素早く間合いを詰めてきました。久保は左足のアウトターンでかわそうとしましたが、激しくアプローチをされてボールを失ってしまいました。

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