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川崎・田中碧が意識する「デヨング、デブライネ、ブスケッツ」と“それ以上”の目標設定とは?「自分にはそれが可能だと思っていて」 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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photograph byNaoki Morita/AFLO

posted2021/05/05 11:05

川崎・田中碧が意識する「デヨング、デブライネ、ブスケッツ」と“それ以上”の目標設定とは?「自分にはそれが可能だと思っていて」<Number Web> photograph by Naoki Morita/AFLO

田中碧はアルゼンチン戦で見せたようなプレーぶりを、継続して代表の舞台でも見せられるか

五輪で優勝できなければ、W杯で優勝なんて……

――五輪代表チームはこれまでブラジル、コロンビア、メキシコ、アルゼンチンといった強豪との試合を経験しているから、名前負けするようなことはないと。

「そうですね。もちろん、世界のトップ・オブ・トップの選手とは差があるのは分かっていますけど、自分たちはやるしかないし、オリンピックで優勝できないのに、ワールドカップで優勝なんて絶対にできない。僕らの世代が変えていかないといけないと感じています。どのグループに入っても厳しいですけど、やるからにはもっともっと成長して、本番で強い相手を倒すほうが、やっている僕たちはもちろん、見ている方々も面白いんじゃないかと思いますしね」

――田中選手は、オリンピックはあくまでも通過点と公言していますが、こうして対戦相手が決まると、やはりワクワク感は増しますか?

「真剣な場所で世界と戦える機会は限られているので、そうした舞台で自分がどれだけできるのか、すごく楽しみです。代表チームも今まではサバイバル感が強かったんですけど、全員が勝利のためにプレーする集団に変わってきたのかなって。オリンピックまで残された時間は少ないので、練習から勝ちにこだわっていこうという雰囲気になってきた。闘える集団になってきたなかで、自分たちが日本代表としてどれだけできるのか、すごく楽しみですし、ワクワクします」

前編は関連記事からご覧になれます。Number1026号でも「GO FOR TOKYO 2020」で田中碧の記事を掲載しています>

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