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年末年始恒例“プレミア超過密日程” 「ビッグ6」の難易度を★5つで評価すると…最もツラいのは?
posted2020/12/26 17:02
text by
三重野翔大Shodai Mieno
photograph by
Getty Images
さて、今年もこの季節がやってきた。
プレミアリーグ(EPL)では毎年恒例ともいえる、年末年始の過密日程。ボクシング・デー(12/26)をはじめリーグ戦の日程が集中する上に、カラバオカップ(EFL)、FA杯(FAC)も開催されるため、1~2週間にわたって中2、3日の連戦をこなさなければならない。
欧州の舞台でも戦うトップクラブはCL、ELのグループステージを終えてほっとしたのも束の間、今度は国内での過酷なスケジュールが待っているのだ。
リバプールのユルゲン・クロップやマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラらは、度々この過密日程が「選手を殺す」と批判してきたが、今季も相変わらず監督泣かせのスケジュールとなった。
現場の意に反して昨季から“2月”に設けられた“ウィンターブレイク”だが、今季はそれすらも満足に与えられない予定で、選手らは休みなく戦い続けなければならない。
マンCが8位、アーセナルがなんと15位
通常より短いオフシーズン、通常より遅い開幕だったことで、20-21シーズンはここ数シーズンにおけるプレミアリーグの力関係を度外視した展開だ。
ここまでアストンビラ、エバートンやサウサンプトンが上位争いを繰り広げ、マンチェスター勢が揃って中位なんて日もあった。第14節終了時点で王者リバプールが首位に立つ一方、マンチェスター・Cが8位、アーセナルはなんと15位で、これまでの勢力図は大きく歪みを見せている。
2010年代のプレミアを牛耳ってきた「ビッグ6」にとっては、明暗がはっきり分かれる展開だが、来たる過密日程はこれまでの流れを一変させるいい機会だ。各クラブは年末年始をどのように過ごすのか、それぞれの日程を総ざらいしてみたい。