“当確”と見ていい17人。

福西   うーん、なるほど。いや、大丈夫。これで考えよう。ちなみに、名前の前の［　］は何？

――丸印をつけてもらおうかなと思って。

福西   そういうことね。じゃあ、そこに1～23まで番号を振っていこうか。それが分かりやすい。GKから順に、何となくレギュラーに近いと思える選手から選んでいく。

――いいですね。そうしましょう。

福西   まず、ザッケローニがチームとしてのコンビネーションを高めるためにほぼ固定してきたレギュラー格の選手は“当確”と見ていいよね。長谷部と内田、それから麻也はケガの具合が心配だけど、「不安はあってもメンバー入りは問題ない」という状態を前提とするなら、川島、長友、今野、吉田、内田、遠藤、長谷部、本田、岡崎、香川……1トップはレギュラーに近い大迫、柿谷とも入るはず。それから、たぶんGKに“サプライズ”はない気がするから、西川と権田だよね。

――そうですね。これで14人。

「改めて確認する必要がない」森重。

福西   次に“準レギュラー”として起用されてきた選手たち。長谷部のコンディション次第ではレギュラーになる可能性もある山口も、当確と考えていい。清武も、これまでの実績や起用法を考えればこの枠に入ると思う。それから、森重。

――森重はこの半年で一気に評価を上げましたね。

福西   そうだね。森重については、4月に行われた国内候補選手の合宿に“呼ばれなかった”ことが大きい。昨年の欧州遠征に呼ばれてからある程度の信頼を勝ち取っている雰囲気があるし、ということはつまり、ポジティブな意味で「改めて確認する必要がない」ということ。

――確かに、「当確」と言っていい気がします。

福西   迷うのはここから。あと何人？

――6人です。

福西   少ないな。

――そうなんです。改めてチームとして構成してみると、23人ってびっくりするくらい少ないんですよね。それだけ有力な候補選手が多いということなんでしょうけど。

福西   そうだね。ちょっと考えるわ。

――はい、じっくりお願いします。

◆福西崇史が考える“当確ライン”17名

GK：川島永嗣、西川周作、権田修一
DF：長友佑都、内田篤人、今野泰幸、吉田麻也、森重真人
MF：遠藤保仁、長谷部誠、山口蛍、本田圭佑、香川真司、清武弘嗣、岡崎慎司
FW：大迫勇也、柿谷曜一朗

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