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「ボクが監督ならW杯招集だ。ミナミノ重傷を踏まえても」日本通ブラジル記者が日本代表19歳MFと“2歳年下”でU-23アジア連覇を激賞「中国を粉砕だ」
posted2026/01/27 06:00
U-23アジアカップMVPと得点王を獲得した佐藤龍之介。あらためて北中米W杯メンバー入りへのアピールともなった
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph by
Zhizhao Wu/Getty Images
1月にサウジアラビアのジッダで行なわれたU-23アジアカップで、日本は24日の決勝で中国を4-0で下し、2大会連続3度目(7大会中)の優勝を飾った。2028年ロサンゼルス五輪への出場を目指すチーム作りの一環として、あえて「2歳年下」のU-21世代で臨みながらの快挙だった。
20歳が13人、19歳が7人、18歳が3人という若い選手たちの中に、ひょっとして今年のワールドカップ(W杯)に招集されうる逸材はいるのか――。ブラジルメディアきっての日本通であるチアゴ・ボンテンポ記者に、率直な意見を聞いた。
守備を固めた中国に…完勝だ
――決勝戦をどう見ましたか? この試合まで、中国は5試合無失点。堅守が特長のチームでした。
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「この試合も中国は5バックを敷き、激しい守備からカウンターで日本を脅かそう、という意図を持ってプレーしていた。立ち上がり、日本は少しぎこちなかったが、前半12分、古谷柊介のクロスを大関友翔が巧みなトラップから右足で決めた先制点で、選手の緊張がほぐれた。そして20分、MF小倉幸成が敵陣で相手ボールを奪ってからの見事なミドルで2-0として、勝利への道筋が見えた」
――後半も、日本が概ね試合をコントロールしたのでは?
「そうだね。59分に中国のハンドで得たPKを佐藤龍之介がしっかり決めた。その後、中国が攻勢を仕掛けた時間帯もあったが、76分には小倉がまたミドルを叩き込んだ。相手を粉砕する完勝だった」
日韓戦も苦戦したけど決定機を作らせなかった
――この大会で日本は6試合を戦い、5勝1分(PK戦は引き分け扱い)、得点15、失点1。数字を見れば圧倒的だが、実際には困難な局面もあった。
「グループステージ(GS)3試合は、いずれも試合の主導権を握り、先制し、追加点を奪って快勝した。だけど準々決勝のヨルダン戦と準決勝の韓国戦の後半は苦しんだかな」
――ヨルダン戦は前半、CFンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄らが決め切れず。30分、カウンターから先制を許した。それでも50分、日本は右サイドを崩し、古谷のファーサイドへのシュートが相手に当たって同点ゴールとなった。

