女性に人気のブランドLaundryもコラボTシャツを。

　続いては、レトロアメリカンをテーマにし、オリジナルキャラクターの「ランドリーボーイ」を中心とした、イラスト、グラフィックなど遊び心のあるデザインが特徴。幅広い層から支持を得ているユニセックスTシャツブランド「Laundry」（公式サイトはこちら）だ。

　こちらのコラボは、その名も株式会社コラボレーションのプレス担当・兒玉愛子さんが話してくれた。

「弊社のブランドはスポーツや映画、ミュージシャンなどいろんなジャンルの方々とのコラボ商品を定期的に作っているのですが、すべてお客様の声から生まれています。今回のプロ野球に関しましても『格闘家やサッカーとのコラボがあるのになんで野球チームはないの？』というお客様からの声を接客の中で幾つもいただき、ニーズに応える形で'09年の5月にスワローズさんとのコラボTシャツからはじめました。私たちの知る限りでは当時はプロ野球の球団とコラボするブランドもなく、未知の領域だったのですが、はじまってみるとかなりの反響で驚きました」

これまでに発売した8球団とのコラボ商品は即完売。

　これまで様々なジャンルとコラボしてきた経験のある同社でも、発売後すぐに完売したという野球コラボものは異例中の異例。その後、約3年間で日ハム、中日、阪神（いずれも地域限定）。西武、ロッテ、巨人、横浜と計8球団とのコラボ商品を世に送り出してきたが、いずれも問い合わせが殺到し、完売した商品には「どうしても欲しい」と泣きつくお客さんまでが出たという。

「ここまでの反響は弊社でも予想していませんでした。熱狂的な野球ファンの方、特に女性のファンの方からの問い合わせが多く、ファンの方の購買力も含め、野球というブランドの持つ可能性を思い知りました。弊社としてはアパレルにそこまで興味はなくても、野球とのコラボ商品を窓口にしてLaundryを知って貰えたら……とはじめたことなので、野球とのコラボでお客様の層や選択の幅が広がったことは大きな収穫でした」

　なるほど。Laundryだけに“選択”を広げたことは大きかったと。

「ええ。これまで野球のファンの方＝ファッションにあまり興味がないという固定観念が皆さんの中にもあったかもしれませんが、その中でもうちのようなブランドとプロ野球が協力し合えば、互いに新しい可能性が見えてくるという手応えは掴みました。あとはお互いが持つブランドのイメージを崩さずにうまく融合させることですね」

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