- #1
- #2
サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
森保ジャパン「W杯のサプライズ候補」は誰なのか?「高さは普遍的なオプション」191センチ“20歳FW”に期待したい理由「あと1点がほしい場面で…」
text by

戸塚啓Kei Totsuka
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/11/25 17:01
ケガ人が多く「ベストメンバー」を組むことが難しかった2025年の日本代表。その一方で、多くの新戦力が台頭した
残り7カ月で、サプライズがあるとしたら…
ただ、「高さ」は普遍的なオプションだ。ロングスローが脚光を浴びつつあるなかで、その価値が改めてクローズアップされているとも言える。
あと1点、もう1点がほしい場面で、パワープレーは有効な手段となる。ロングスローを使うのなら、ターゲットは多いほうがいい。CBをゴール前へ上げるだけでなく、長身FWがいれば相手守備陣のストレスは増す。
11月の活動に初招集された191センチの後藤啓介は、その意味で興味深い存在だ。ベルギー2部のベフェレンに所属し、同時期のU-22日本代表イングランド遠征に招集された道脇豊も、190センチのサイズを持つ。サイズがあってスピードがあり、技術もしっかりしたストライカーだ。
ADVERTISEMENT
20歳の後藤にしろ、19歳の道脇にしろ、所属クラブで結果を残すことが大前提である。小川航基や町野修斗らを差し置いてW杯の代表へ食い込むには、ゴールを量産しなければならない。そして、彼らのような長身選手の目ざましい活躍は、W杯での上位進出を後押しする材料になり得る。
残り7カ月で、サプライズがあるとしたら。「高さ」を活用した戦術と、そのための人材の登用になる。
<前編とあわせてお読みください>

