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久保建英移籍の障壁は“100億円高すぎ違約金”スペイン番記者がズバリ「リバプールは優先順位ダウン」「代理人変更…菅原由勢と同会社に」
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ホルヘ・カストロ・ピコンJorge Castro Picon / Relevo
photograph byDaisuke Nakashima
posted2025/06/11 11:07
レアル・ソシエダでの3シーズン目を終えた久保建英。彼に待つ未来は残留か、それとも?
様々な思惑が絡み合った状況を考慮すれば、その可能性も捨てきれない。久保も彼の家族も、サンセバスティアンという美しい街での生活を気に入っているようだ。クラブやファン、ホームタウンに対する愛情や親しみを常に示しているし、気を取り直して、悔しさが残ったシーズンを払拭するように、来シーズン奮闘することも考えられる。
ひとつポイントを挙げるなら、久保の代理人の変更がある。
これまではロベルト佃氏が務めていたが、今後はドイツの「Sports360」という会社が引き継ぐ。トニ・クロースがキャリアを通じて頼っていた同社の顧客には、久保の同胞の菅原由勢(サウサンプトン)、ティモ・ベルナー(トッテナム)、アンジェロ・スティラー(シュツットガルト)、マリオ・ゲッツェ(アイントラハト・フランクフルト)らがいる。
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世界最大の移籍情報サイト『トランスファーマルクト』によると、新加入の久保は、同社で最高評価額の選手になった。
もしソシエダを後にすれば“クボ・マニア”は涙する
この動きにより、ブンデスリーガへ移籍しやすくなったのは、間違いないだろう。とはいえ、フットボールのトランスファーマーケットは予断を許さない。ブンデスリーガか、プレミアリーグか、ラ・リーガの別クラブか、それとも残留か──。
ただひとつ言えるのは、もし久保がソシエダを後をすることになれば――彼を追い続けた“クボ・マニア”たちが涙を流し、日本からやってきたピッチ上のマジシャン兼ピッチ外のナイスガイは彼らの胸に生き続けるということだ。〈第1回からつづく〉

