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「地獄だった」“日本代表キャプテン”久保建英がスペインで自己批判した日「タケは納得いかないと…でも上手くやっている」情報筋が明かす素顔
posted2025/06/11 11:06

6月10日のインドネシア戦でキャプテンマークを巻いた久保建英。今季のプレーと来季去就について、現地情報筋はどう見ているか
text by

ホルヘ・カストロ・ピコンJorge Castro Picon / Relevo
photograph by
Kiichi Matsumoto
ソシエダの3年目は苦い後味だった
輝きと停滞の悲喜こもごも──。
久保建英の2024-25シーズンを表現すれば、こうなるだろうか。個の能力を遺憾なく発揮し、チームに勝ち点をもたらした時もあったが、思うようなパフォーマンスができず、不満を溜め込んだ期間もあった。特に終盤の大事な時期に、周囲の期待に応えられず、チームは欧州カップ戦出場権を逃している。
6月4日に24歳になり、W杯最終予選インドネシア戦でキャプテンマークを巻きゴールで応えた日本代表アタッカーのレアル・ソシエダでの3年目は、苦い後味を残すものとなった。
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イマノル・アルグアシル監督が率いるチームは序盤から調子が上がらず、リーグ戦10節までに奪った白星はたったの3つ。だがそんな苦しい時期に、久保は何度もチームを救った。初勝利となった2節の敵地でのエスパニョール戦では、67分に投入され、13分後に試合唯一の得点を挙げているし、2勝目となったホームでのバレンシア戦では開始早々に先制点を決めている。
チームはそこから徐々に勢いに乗り、第19節までに5勝を挙げて、7位に浮上。久保は12節の敵地でのセビージャ戦で先制点を記録し、19節のホームでのビジャレアル戦ではこの試合唯一のゴールをマークした。リーグ前半戦に彼が挙げた4得点は、どれも大きな価値のあるものだった。久保の活躍がなければ、チームがこの順位でシーズンを折り返すことはなかっただろう。
恥ずかしい試合…僕らにそんな資格はありません
ところがそこを頂点に、後半戦は順位も調子も落ちていった。ターニングポイントを挙げるなら、21節のヘタフェ戦となるだろう。全体的に覇気がなく、ホームで0-3と完敗すると、試合後に久保はDAZNのインタビューでこう話した。