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久保建英移籍の障壁は“100億円高すぎ違約金”スペイン番記者がズバリ「リバプールは優先順位ダウン」「代理人変更…菅原由勢と同会社に」
posted2025/06/11 11:07

レアル・ソシエダでの3シーズン目を終えた久保建英。彼に待つ未来は残留か、それとも?
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ホルヘ・カストロ・ピコンJorge Castro Picon / Relevo
photograph by
Daisuke Nakashima
“100億円”を久保に払える欧州クラブは多くない
シーズンが終わり、移籍市場が開くと、毎年の恒例のように久保建英の去就の噂が喧しくなる。2024-25シーズンは彼にとって、不満の残るものとなったかもしれないが、選手としての評価は今も高い。加えて、レアル・ソシエダで3年間指導を受けたイマノル・アルグアシル監督の退任が決まっており、これも久保の去就を占う上で、大きな要素となるかもしれない。
「彼(アルグアシル監督)がクラブ史上最高の監督かどうかはわかりませんが、僕の成長を助けてくれたことは間違いない」
久保は2月にこう話している。
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その1年前、久保はクラブと新たに2029年夏までの契約を結んだ。解約条項は、6000万ユーロ。日本円にして約100億円もの大金を払えるクラブは欧州に多くなく、ソシエダが譲歩しないかぎり、移籍はまとまりにくいだろう。クラブとしても、その違約金が払われたところで、契約上、半額をレアル・マドリーが手にするため、おそらく減額を検討する余地は見出しにくい。
リバプールは“優先順位が下がっている”
逆にマドリー自体が3000万ユーロ(約49億5000万円)を支払えば、久保をスペイン首都に引き戻すことも可能だ。久保がプロとして初めて契約を結んだ白い巨人は、その気になれば、いつでも久保を再獲得できる。
しかし、それは予想しづらいシナリオだ。マドリーの攻撃陣には、キリアン・エムバペやヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、アルダ・ギュレル、ブラヒム・ディアス、ジュード・ベリンガム、さらにはエンドリッキと、すでに超一流のアタッカーが揃っており、現時点で久保を復帰させる意向はなさそうだ。
それはなぜか。