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プロ野球PRESSBACK NUMBER
「大谷翔平が“まさかの3位”」好きなプロ野球選手ランキング“センバツ球児が選ぶ1位”は誰? 今永昇太でも山本由伸でもない「2位はソフトバンクの選手」
text by

岡野誠Makoto Okano
photograph byNanae Suzuki
posted2025/03/23 11:00

大谷翔平は3位に。では、高校球児の選ぶ「好きなプロ野球選手」1位は誰なのか?
惜しくもベスト15入りを逃した藤原恭大(大阪桐蔭→ロッテ)と浅野翔吾(高松商→巨人)は、甲子園を沸かせたスター。センバツ球児の投票という特性上、ランキングには高校時代の知名度も反映される。今年の2、3年生は2007年度~08年度生まれのため、彼らが10歳前後の時に活躍した甲子園優勝投手の根尾昂(大阪桐蔭→中日)、準優勝投手の吉田輝星(金足農業→日本ハム→オリックス)、奥川恭伸(星稜→ヤクルト)も票数を得ている。
しかしながら、プロで結果を残せなければ、忘れ去られてしまう。彼らの22年から5年間の票数変動を見てみよう。※選手名/21年/22年/23年/24年/25年
根尾昂、吉田輝星…甲子園スターは?
根尾昂(19年入団)3票→5票→1票→3票→1票
藤原恭大(19年入団)14票→12票→6票→8票→8票
吉田輝星(19年入団)3票→2票→4票→1票→1票
奥川恭伸(20年入団)1票→5票→2票→4票→4票
浅野翔吾(23年入団)0票(プロ入り前)→0票(プロ入り前)→4票→1票→7票
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根尾は投手転向以降、票が伸びていない。過去2年で5試合しか登板しておらず、今年は正念場になる。吉田はオリックス移籍の昨年、中継ぎで50試合に投げて4勝を挙げたが、1票のまま。高校時代のように、先発で躍動する姿を望まれているのかもしれない。
奥川は21年、先発で9勝を挙げて日本一に貢献すると、翌年5票を獲得。その後、故障に泣かされたが、昨年2年ぶりに登板して3勝をマーク。25年も4票を得た。開幕投手に抜擢された今年、1年を通して活躍できれば、来年はさらに票が伸びるだろう。
藤原は6票に半減した23年、自己最多の103試合に出場し、翌年は票数を取り戻した。浅野は2年目の昨年、後半戦に一軍に昇格し、阪神戦で満塁弾を放つなどセ・リーグ制覇に貢献。母校・高松商からの3票もあり、今年は一気に票を増やした。ともに、レギュラーを獲得できれば、来年はベスト10入りの可能性もある。