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久保建英スペイン語で苦言「残念だよ。CLならあれで笛は…」マドリー戦“再び幻ゴール”とカメラマンが聞いた「マドリーサポのクボ評」
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2024/04/28 17:10
今季の久保建英はホーム、アウェイともに「レアル・マドリー戦でゴール取り消し」になるという珍しい事象が起きた
久保のパスからオヤルサバルが決定機を迎える場面もあった。それを見てマドリー指揮官カルロ・アンチェロッティは、CBアントニオ・ルディガーを投入。CBで先発していたナチョを久保に対応させることで、ソシエダの右サイドへの蓋を強めている。ただソシエダは、ゴールを奪うことができぬままホームで0-1の敗戦を喫した。
マドリーを相手に久保が突出したプレーを見せたのは間違いないが、もう一段階ゴールへ近づくプレー、ボックス内への侵入回数が増えるようなプレーを期待したい。
撮影しながらも、右サイドでパスを受けた久保が、縦への突破、もしくは内側へ向かうドリブルだけでなく、直接ゴール方向――つまり斜めへ侵入するドリブルがあまりないことに若干物足りなさを感じる。
スペイン語で「CLなら、あのプレーで笛は鳴らないはず」
その久保は試合後のフラッシュインタビューにスペイン語で応じていた。
「残念だよ、見ていた人たちは僕たちが勝利に値したと分かっている。こんな雨や、日程変更にも関わらず来てくれたファンのためにも残念だよ」
また「彼らは90分で1、2回しかチャンスがなかったのに運があった。僕たちは6、7回のチャンスがあった。僕たちの方が優れていたのに」、そして幻となったゴールに関しては、「チャンピオンズリーグでは、あのプレーでは笛は鳴らないはずだ」とも苦言を口にしていた。