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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「リバコビッチのPK阻止率は35%だ」“森保監督の盟友”ミキッチはあのPK戦をどう見たのか「クロアチアは間違いなく分析していた」
posted2022/12/08 17:00
text by
長束恭行Yasuyuki Nagatsuka
photograph by
Getty Images
日本との試合前、クロアチア代表から接触は?
――決勝トーナメント1回戦で日本とクロアチアの対戦が決まってからというもの、多忙を極めていましたよね。
たくさんのメディアから連絡があり、たくさんのインタビューに私は答えた。クロアチアだけでなく日本のメディアにも登場したんだ。クロアチアの私たちが日本戦で何を期待しているか、試合で何が計画されているかを日本のサポーターに解説できたことを嬉しく思っているよ。メディア対応には疲れたけど、やりがいはあった。サッカー関係者の観点や意見に人々は興味を持っているからね。
――今回も家族と一緒に試合を見たのですか?
いやいや、私が働くマリボル(スロベニア)のコーチングスタッフと一緒に。翌日の試合時間に合わせてトレーニングが18時から組まれていたので、前後半の90分を見たのち、延長戦以降は見られなかったんだ。のちにクロアチアがPK戦で勝ち抜けたことを知り、もう何も見たくなくなった(笑)。
――ははは(笑)。ダイジェストは見られました?
見た、見た。つまり、90分間とPK戦の場面は見たけど、延長戦のみフルで見られなかったんだ。
――どちらの国を応援しましたか?
クロアチアだ。私は日本が大好きだし、まるで「第二の祖国」のように愛している。しかし、今回はクロアチアを応援するのが当たり前だよ。
――日本代表の情報入手を理由にクロアチア代表の関係者から連絡はあったんですか?
いやいや、まったく誰とも接触しなかった。しかし、彼らは私がメディアに語ったすべての分析を読んでいた。だから、連絡を取り合う必要はまったくなかったんだ。