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「クボの特別な潜在能力は…」「ワタルはレジェンド」ワールドクラスからW杯日本代表・冨安健洋、久保建英、遠藤航らへの賛辞
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byKiichi Matsumoto
posted2022/11/01 17:26
冨安健洋、久保建英、遠藤航らを元ワールドクラスはどう評価した?
シュツットガルトは昨季、残留争いに巻き込まれていた。その最終節の後半アディショナルタイム、CKから伊藤洋輝が頭でずらしたボールを遠藤がゴールにねじ込み、降格危機から救ったことによって「聖人」認定されるほどまでになった。
「このクラブには偉大な歴史があり、私の現役時代は常にトップ5、6に入るチームだった。それが近年、降格や残留競争の繰り返しで。この状況から抜け出さなければならない。それをやってのける上で、航はリーダーとして、大きな役割を果たしてくれるはずだ」
新シーズンのシュツットガルトは12試合終了時点で15位と今季も苦戦を強いられている。その中でも遠藤はリーグ全試合にスタメン出場し、2得点と気を吐いている。安定感あるプレースタイルは、日本代表において確実に必要な存在だ。
コスタリカ守護神は“想像以上の日本サッカー通”
<名言3>
あとはやはりヒロキ・サカイ(酒井宏樹)だね。
(ケイロル・ナバス/NumberWeb 2022年9月24日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/854693
◇解説◇
日本代表がカタールW杯で組み込まれたグループEは「2強2弱」とも言われる。W杯優勝国である欧州列強のドイツとスペインに対して、アジアの日本、中米のコスタリカというネームバリューもあるからだが、コスタリカも2014年W杯で同国史上初となるベスト8進出を果たした存在だ。
そのコスタリカの象徴として、長年にわたって守護神を務めてきたのがナバスである。レアル・マドリーやパリ・サンジェルマン(PSG)というメガクラブで、カシージャスやクルトワ、ドンナルンマらワールドクラスの守護神とのレギュラー争いに巻き込まれながら、気付けばナバスがゴールマウスを守っていた。控えGKでも腐らず準備を進める不屈のメンタリティは、世界的に見てアウトサイダーであるコスタリカを“侮れない存在”に引き上げている。
そんなナバスだが、かねてより欧州各国で活躍する日本人選手に注目していたようだ。興味深いのは今夏行われたPSGジャパンツアー後、インタビューで浦和の選手のプレースタイルなどをスラスラと語るなど、記憶の良さを感じさせたが、特に日本代表不動の右サイドバックで、フランスの名門マルセイユで長年レギュラーを確保した酒井についてこう評している。
「ダイナミックなプレーでチームにエネルギーを与えていた。マルセイユ時代に対戦したときにも、彼はチームを安定させていた。規律があり、計算できる選手だ」
ちなみにナバスは、同じGKという立場で、川島永嗣についてもこう評している。