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「タケ・クボは万能」「ヒロキ・サカイは…」W杯で対戦コスタリカ守護神ナバスは想像以上に“日本代表通”だった〈PSGツアーで来日〉 

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アレクシス・メヌーゲ

アレクシス・メヌーゲAlexis Menuge

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posted2022/09/24 11:03

「タケ・クボは万能」「ヒロキ・サカイは…」W杯で対戦コスタリカ守護神ナバスは想像以上に“日本代表通”だった〈PSGツアーで来日〉<Number Web> photograph by Asami Enomoto

PSG日本ツアーでも来日したケイロル・ナバス。日本代表と日本人選手へのリアルな評価は?

「縦に早く攻めるという点でクオリティの高いチームだと思った。守備面で連携がうまくいかない場面もあったが、どのチームもネイマールやリオネル・メッシを防ぐのは簡単ではない。さらにサイドからアクラフ・ハキミやヌーノ・メンデスがタイミングを図って上がってくるんだからね」

印象に残ったのはサカイ、そして浦和の背番号8と11だ

――日本ツアーで印象に残った日本人選手はいますか?

「浦和の背番号8(小泉佳穂)だ。前線で守備を混乱させるような動きをしていた。あとはやはりヒロキ・サカイ(酒井宏樹)だね。ダイナミックなプレーでチームにエネルギーを与えていた。マルセイユ時代に対戦したときにも、彼はチームを安定させていた。規律があり、計算できる選手だ。

 背番号11(松尾佑介)のドリブルも印象に残っている。鋭いドリブルによって敵から自由になることができていた」

――日本のGKについてはどう見ましたか? ガンバのGK東口順昭は好セーブを連発しましたが、ネイマールのPKを止めることはできませんでした。

「ネイマールのPKを止めるのはどのGKにも困難だよ。ネイマールはGKが動くぎりぎりまで蹴らないからね。

 近年、日本のGKのレベルは非常に高まっていると思う。ストラスブールでプレーするエイジ・カワシマ(川島永嗣)はその代表格だ。彼はライン上の守備で強さを発揮する」

スペイン、日本、ドイツと同組はどう思っている?

――カタールW杯でコスタリカはE組に入り、スペイン、日本、ドイツと対戦します。この組み合わせをどう見ていますか?

「スペインとドイツという2つの有力国と、コスタリカと日本というサプライズを起こせる国が入った。魅力的なグループだと思う。

 どの試合も楽しみだが、特にスペイン戦を楽しみにしている。スペイン代表はガビやペドリなど若手が増えたけど、旧知の選手がたくさんいるからね。個人的に熱い試合になることは間違いない」

――コスタリカはE組を突破できると思いますか?

【次ページ】 ミナミノも知っている。日本戦の戦い方については…

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