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欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
「タケ・クボは万能」「ヒロキ・サカイは…」W杯で対戦コスタリカ守護神ナバスは想像以上に“日本代表通”だった〈PSGツアーで来日〉
text by
アレクシス・メヌーゲAlexis Menuge
photograph byAsami Enomoto
posted2022/09/24 11:03
PSG日本ツアーでも来日したケイロル・ナバス。日本代表と日本人選手へのリアルな評価は?
「私たちのアドバンテージは、失う物がないということだ。2014年W杯を思い出して欲しい。コスタリカはウルグアイとイタリアに勝利し、イングランドと引き分けて首位通過した。今回もコスタリカは弱者と見なされているが、2014年のときのように序列を覆せると信じている。サプライズを起こして、コスタリカの存在を世界にアピールしたい。
ただ、そのためには運も必要だ。2014年W杯のとき、運にも助けられたからね」
――コスタリカを率いるコロンビア人のルイス・フェルナンド・スアレス監督はどんな指揮官ですか?
「選手との距離感が近く、常にドアを開けている監督だ。陣形をコンパクトに保ち、アグレッシブなサッカーをするのを好んでいる」
ミナミノも知っている。日本戦の戦い方については…
――最近、日本代表の試合を見ましたか?
「いや、最近は見ていない。最後に見たのは2018年W杯のベルギー戦だ。日本が勇敢にプレーしていたのを覚えている」
――日本代表の強みはどこにあると思いますか?
「攻撃的で運動量が多く、相手にとって予測しづらい動きをすることだ。どの国にとっても厄介なチームだと思う」
――コスタリカは2014年W杯の直前、アメリカ合宿中の日本と親善試合を行い、1対3で敗れました。覚えていますか?
「覚えている。でも、あまり参考にならないだろう。日本のコンディションはすでに仕上がっている感じだったが、こちらは大会に向けてまだ調整中だったからね」
――現日本代表で名前を知っている選手はいますか?
「リバプールからモナコへ移籍したミナミノ(南野拓実)を知っているし、タケフサ・クボ(久保建英)はレアルで短い期間一緒だった。タケは技術的に万能な選手だ」
――コスタリカは固い守備からのカウンターに定評があります。日本戦でも同じようにカウンターを狙いますか?
「それについては教えられないね(笑)。きっとうちの監督は戦術的なサプライズを用意しているだろう。コスタリカはボールを持ってゲームを支配することもできるんだよ」
<#1からつづく>
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