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【独占】クロップ監督インタビュー「数年前に比べて、ゲーゲンプレッシングの強度が…」名将が感じる“2021年の戦術最先端”
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アレクシス・メヌーゲAlexis Menuge
photograph byREUTERS/AFLO
posted2021/06/21 11:03

独占インタビューに応じてくれたクロップ監督。名将の目に2021年のサッカー界はどのように映っているのか
クロップ「EUROやW杯では、毎回1つか2つのサプライズがあるだろ? それを目にするのが私にとって観戦の醍醐味だ。フランス、イングランド、イタリア、ベルギー、ポルトガルのような優勝候補に加え、ウェールズ、スイス、ウクライナのようなアウトサイダーまで、時間の許す限り試合を見ようと思う。個人的には初出場のフィンランドと北マケドニアが、どんな新しい風を吹き込んでくれるかを楽しみにしている」
ゴールを決めたアリソンの直感には感謝だね(笑)。
――ではジェットコースターのようだった昨季について伺います。昨季の36節・ウェストブロムウィッチ戦、95分にGKアリソンが頭でゴールを決めて勝利し、4位との勝ち点差を1に縮めました。そこから勢いに乗り、3位でシーズンを終えてCL出場権を手にしました。あのゴールを振り返ってくれますか?
クロップ「今思い出しても鳥肌が立つよ。CL出場権を手にするうえで分岐点となった場面だ。当時、私たちは大きなプレッシャーにさらされていたにもかかわらず、アリソンは何かをひらめいてゴール前に上がってきた。その直感が得点を生み、歴史的シーンが生まれた。
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おかげで私たちは残り2試合に自信を持って臨むことができ、シーズンを素晴らしい形で終えられた。アリソンの直感に感謝だね(笑)」
――昨季、なぜリバプールは苦しんだのでしょうか?
クロップ「サッカーで最も難しいのは、優勝トロフィーを獲得することではなく、それを獲得し続けることだ。昨季リバプールはあまりにも怪我人が多く、新型コロナの感染者も複数出てしまった。特にビルヒル ・ファンダイクの前十字靭帯損傷による離脱は痛かった。突然危機が訪れたのではなく、じわじわ自信が失われて行くような段階的なプロセスだった」
ファンダイクの離脱はどう影響した?
――ファンダイクの長期離脱はチームにどう影響しましたか?