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「アツトとバッタリ会ったよ」日本代表ブラジル撃破を目撃レオ・シルバがズバリ…評価するのは久保建英でも三笘薫でもなく「ウエダは才能に溢れている」
posted2026/03/12 17:02
上田綺世の劇的な決勝点で、日本代表がブラジルに歴史的初勝利を挙げた一戦。J各クラブの中盤を取り仕切ったレオ・シルバも観戦に訪れていたという
text by

沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph by
Kiichi Matsumoto
レオ・シルバは2013年から2022年の10シーズンにわたって日本でプレーし続けた。日本を離れたのも数年前ということもあり、近年の状況についても見識が深い。引退後の生活ぶりを含めて話をしてくれた。
鹿島で一緒にプレーしたウエダは…
――あなたは鹿島アントラーズ時代に現日本代表のMF久保建英(当時FC東京)とマッチアップするなど、Jリーグで10年間プレーしてきました。その中で最も評価した日本人ボランチは?
「新潟時代に対戦し、鹿島ではチームメイトだった小笠原満男は非常に知的で、素晴らしい技術を備えており、リーダーシップもあった。遠藤保仁の落ち着きと強いパーソナリティー、中村憲剛の優れた状況判断と美しいスルーパスも印象に残る」
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――アタッカーでは? 現在の日本代表では前述した久保に加えて三笘薫や堂安律、伊東純也ら欧州各国リーグで活躍している選手が多いです。
「大久保嘉人と上田綺世だね。大久保は小さいけれど闘志の塊で、ブラジル人選手のような粘りと勝負強さを持っていた。上田とは鹿島で一緒にプレーし(2019~21年)、その後、僕が名古屋へ移ってから対戦した。才能に溢れていて、得点パターンが多い、ポストプレーもうまい。今は日本代表の主力だよね。W杯で点を取りまくってほしい」
――日本からブラジル帰国後の2023年、地元サンルイスのモト・クルービでプレーします。
「15歳でアカデミーに加わった僕の出身クラブ。現役最後はここでプレーする、と決めていた。ただ、クラブは経営難に喘いでいたから、2カ月間、無給で州選手権に出場して準優勝した後、引退した」
――現役時代から、引退後のキャリアについて考えていたのですか?
「少しずつ考えていた。面識のあった関係者に誘われて、新潟に移籍した2013年、ブラジル国内に選手の代理人事務所を設立した。ただ、現役選手は代理人はできない、という規則があるから、僕自身が活動を始めたのは引退してからなんだけどね。そして、2024年初めにサッカースクールを、2025年初めに選手育成に特化したクラブを立ち上げて運営している」
ブラジル代表歴のある選手などサポートしている
――代理人業、スクール、選手育成の3種類でフットボールに携わっているというわけですね。

