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マンガみたいな久保建英の“4人股抜き弾”以外もアガる場面ばかり… Jサポ視点で描く「代表戦イラストで振り返り」
posted2021/06/17 17:03
text by
千田純生JUNSEI CHIDA
photograph by
JMPA/JUNSEI CHIDA(illustration)
6月の代表戦はA代表、U-24、なでしこと連戦に次ぐ連戦でしたね。それに加えて応援しているマリノスの試合(結果は聞かないでください)にEURO、実はやってるコパ・アメリカ……と見ようと思えば24時間サッカー見られるんじゃないか? という幸せすぎる状態でしたが(笑)、今回はJサポ視点でA代表とU-24代表でのアガったポイントをまとめてみました。
(1)U-24日本代表の奮闘ぶり
何よりビックリしたのはジャマイカ戦の中止によって、思わぬ形で生まれたA代表との兄弟マッチです。マンガでは、いつもは仲間な主役級のチームやキャラを戦わせる……なんて展開を考えたくなりますが、現実の世界で起きると、やっぱりエモかったですね。
U-24からして見ると急遽組まれた試合だったり、東京五輪に向けて様々な選手を試す側面もあったからか、橋本拳人選手のいきなりの先制点に始まり、鎌田大地選手の“鎌”のような切れ味の追加点、そしてジャガー浅野拓磨選手のダメ押しと、3-0でお兄さんたちが貫禄を見せつける形になりました。
とはいえ、元マリノス勢でドイツでがんばってる遠藤渓太選手(ちゃんとした似顔絵を描くのは久々な気がする)たちにとって良い経験となったはずですし、今後のA代表での競争にも割り込んで、さらに層を分厚くしてほしいですね。
その兄弟マッチ後のU-24ガーナ戦、ジャマイカ戦はともに圧勝で、本番に向けて楽しみが増えましたね。特に「マンガでも見たことないよ」というシーンは、もちろんジャマイカ戦、久保建英選手の4人股抜きゴールです!
仕事上「どんなプレーを描いたら読者の人がビックリするかな~」と考えることはあるんですが、このプレーは思いつかなかった……。報道された試合後コメントを見ると「狙ったのは1人目だけでした」とのことですが、それが結果的に4人になってしまうところに主人公感がありますよね。