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U-24田中碧が流れを変えても「得点ゼロ」で日本代表に完敗…ガーナ戦で注目すべき“前線の核は誰になるか”問題
text by
戸塚啓Kei Totsuka
photograph byGetty Images
posted2021/06/04 11:04
6月3日の札幌ドームで、日本代表対U-24日本代表の“兄弟対戦”が実現した
1トップで先発した田川亨介は、前半にビッグチャンスを迎えた。21分に右サイドからペナルティエリア内まで持ち込むが、同サイドを狙ったシュートは枠を捕えられなかった。
その田川に代わって57分に投入された林大地も、ゴールを奪うことはできなかった。後半から2列目の左サイドで起用された前田大然も、シュート1本で不発に終わっている。
FWにはOAが招集されていない。東京五輪世代から、前線の核となる選手を選ばなければならない。この日は出場しなかった上田綺世を含めて、5日のU-24ガーナ戦と12日のジャマイカ代表戦で、FW陣には結果を残すことが求められる。
「東京五輪で金メダル」には物足りない
相手に付け入るスキを与えなかった日本代表は、総じて予想どおりのパフォーマンスを見せたと言える。一方のU-24日本代表は、チームの目標に照らすと物足りない。東京五輪で金メダルを狙っているのだ。控えや当落線上の選手が多かったとしても、もっと抵抗しなければならなかったはずだ。