酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
プロ野球外国人選手の60%弱が来日できず… 1人もキャンプに参加していない球団はどこ?【救済策は必要か】
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News
posted2021/02/16 11:01
早々に合流している阪神のマルテ(左)とサンズ。節分時に“豆まき写真”に応じてくれるなどサービス精神旺盛だ
昨季はロッテと阪神がコロナで戦力ダウン
昨年終盤、ロッテや阪神は新型コロナウイルス陽性者が続出し、戦力が大幅に削られた。しかしNPBは、突然ということもあって救済措置を取らなかった。
先の見えない非常時のことでもあり、大掛かりな救済措置は現実的ではないだろう。選手の出場枠を1~2増やすとか、登録抹消から再登録までの期間を短縮するとか、その手の配慮で乗り切るべきだはないか。
ただし昨年はロッテ、阪神ともに逆境を克服して2位になっている。ロッテには藤原恭大のようにたまたま巡ってきたチャンスを活かして売り出した選手もいる。
これも社会の歩みとともに歩むプロ野球の「歴史」の1つとして受け止めるべきではないか。