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「巨人・大勢(26歳)が思わず笑顔に…」20代ピッチャーに“新ダルビッシュ塾”が人気な理由「“一人一人違う”アドバイス」日本ハム北山が証言

posted2026/02/21 11:00

 
「巨人・大勢(26歳)が思わず笑顔に…」20代ピッチャーに“新ダルビッシュ塾”が人気な理由「“一人一人違う”アドバイス」日本ハム北山が証言<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

楽天・藤平尚真(27歳)のピッチングを見守るダルビッシュ有アドバイザー(39歳)

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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Hideki Sugiyama

 春の訪れを告げる宮崎の空の下で、あの時と同じ光景が繰り広げられている。

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて行われている強化合宿で、信頼の眼差しを一身に浴びているのがパドレスのダルビッシュ有投手(39歳)だ。14日の合宿初日から侍ジャパンのアドバイザーとして参加。朝から夕方まで練習を見守り、選手からの質問に答えたり様々なアドバイスを送ったりと、連日あちこちで“ダルビッシュ塾”を開いている。

 初の実戦形式となった18日のライブBPでは、早速その成果を示した選手がいた。日本ハムの北山亘基投手(26歳)。合宿初日からダルビッシュのもとを訪ね、カーブとツーシームについて助言を受けていた。特にツーシームについては、握り方はそのままボールをリリースするポイントや圧のかけ方をアドバイス通りに変えてみたところ、抜群にフィットしたという。この日は、打席に立った阪神・佐藤輝明内野手に対して外角へ投じてストライクを奪った。

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「曲げようとして変化をつけるというよりは、真っすぐと同じように腕を振ったなかで、真っすぐと違う軌道になるのが理想。今までは変化をつけようと思って、勢いが死んでしまうところがあった。僕の今後のキャリアという長い目でみた中で、良くなっていくヒントを頂いたと思います」

 北山は充実の手応えを口にした。

「この人にはこういうのがいいんだろうな」

 10種類以上とも言われる多種多彩な変化球を操るダルビッシュだが、他の選手にアドバイスを求められた時は、安直な答えを返さないのだという。

「同じ変化球でも一人一人、回転も違えば握りも違う。それぞれピッチャーの特色がある中で、どう投げるかというところがあるので、一概にこう握ってこう投げれば同じ変化をするという訳じゃない。日頃の会話をするなかで、この人にはこういうのがいいんだろうな、と見極めて話をするようにしています」

 自分にとっての“正解”を押し付けるのではなく、相手にとっての“正解”を導き出す方法を見つける。

【次ページ】 「曲がらなくていい」で大勢が元気に

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