スポーツ百珍BACK NUMBER
久保建英は37億円、冨安や香川は?
欧州組の市場価格キャリアハイ調査。
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byAFLO
posted2020/08/16 11:50
新天地はビジャレアルに決まった久保建英。さらなる飛躍が期待される来季、市場価格はどこまで高騰するだろうか。
得点量産の鎌田、右SB定着の冨安。
・鎌田大地
2019年6月/450万ユーロ
※フランクフルトに復帰
2019年10月/900万ユーロ
2019年12月/1000万ユーロ
2020年4月/800万ユーロ
2020年7月/1200万ユーロ
・冨安健洋
2019年3月/900万ユーロ
※夏の移籍市場でボローニャ移籍
2019年12月/1000万ユーロ
2020年3月/1500万ユーロ
2020年4月/1350万ユーロ
吉田、宏樹を超える冨安の市場価格。
一方で鎌田は今季ELでの6得点2アシストやブンデスリーガでの定位置奪取も評価されてか市場価格が上昇し、フランクフルトのチーム内でも5位タイにまでなっている。そしてDFながら冨安も着実に市場価格を上げている。なにせシント・トロイデン加入時の2018年1月時点では35万ユーロだったのだから、久保以上にインパクトがあるかもしれない。
同じDFで言えば、フランスの強豪マルセイユ所属の酒井宏樹が800万ユーロ(2018年7月~2019年12月)、長年プレミアで奮闘した吉田麻也が700万ユーロ(2018年1月~2019年6月)という最高額を、すでに冨安は超えている。とはいえ酒井と吉田は現時点でそれぞれ550万ユーロ、400万ユーロで、日本人DFだと冨安に次ぐ2位、3位なのだから、彼らもまた長年にわたって評価されている。
せっかく酒井と吉田の名前が出たので、過去に同サイトの“市場価格キャリアハイ”で1000万ユーロ超えの主な選手を調べてみた。