テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「ただただ可愛い」「お茶のパッケージを見てパパ、パパと」大谷翔平が圧巻の投手専念→愛娘の話題で父の顔に…“テレビに映らない”ほっこり取材
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byNaoyuki Yanagihara
posted2026/05/02 06:00
「背番号42」で好投した大谷翔平。試合後には愛娘の話題となり、顔をほころばせる場面もあったそうだ
「間もなく娘さんが生まれて1年になりますが、日々どんな成長に驚き、野球にどんな影響がありますでしょうか?」
私の緊張感を察したのか、「うーん、難しいですね」と前置きしつつ、大谷は真剣に考え始めた。
「ただただ可愛いですし、シーズン中は遠征に出れば、何週間か会えない時もあったりしますし、すごく成長するスピードが早いので、近くで見たいなと思う反面、なかなか、いてあげられないっていうもどかしさはあります。仕事と家庭というか、家とはまた別で考えてはいるので、家に帰ればリラックスしたいなとは思ってますし、そこは切り離してやってるかなと思います」
お茶のパッケージを見て「パパ、パパ」と
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他社の先輩や後輩記者が質問を続けた。
先輩記者「(大谷の性格が)丸くなったとの声もありますが、価値観の変化などはありますか?」
大谷「僕がですか? 僕は元々、丸いです。これ以上丸くなるところはないです」
後輩記者「パパと認識はされているんですか?」
大谷「どうなんですかね……。半々くらいじゃないですかね?お茶(自身が契約する伊藤園の『お~いお茶』)のパッケージを見て“パパ、パパ”って言う時もあるし。分かってんのか、分かってないのかちょっと分かんないですけど」
聞いて良かった。大谷は娘のことを話し始めるとすぐに表情が柔らかくなり、完全に父の顔になっていた。今の大谷の力の源はもうすぐ1歳を迎える長女だ。
この日は私の今季1回目の米国出張最終日でもあった。2月5日に渡米し、WBCで日本に一時帰国した期間を除いて55泊60日だった。「くり抜きバット」を使う理由や目的について質問できなかったことは心残りだが、近々明らかになるだろう。大谷が3年ぶりに二刀流で迎えたメジャー9年目の始まりを取材できたことに改めて感謝の気持ちでいっぱいだ。次回出張は6月。その時まで私と交代で渡米する記者と連携しながら、画面にかじりついて大谷の変化を追っていきたい。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

