テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「オオタニは何のポーズしたの?」大谷翔平第1号ホームラン球ゲット女性に取材すると「じつは彼氏がキャッチしてくれて」テレビに映らないウラ話
posted2026/04/17 06:00
ワシントンで2026年第1号HRを放った大谷翔平。日本人記者陣恒例の「ホームランボールをキャッチしたファン」への取材も始まった
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
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Hannah Foslien/Getty Images
元巨人マイコラスから放った2026年第1号
《4月3日ドジャースvsナショナルズ(ナショナルズパーク)◯13-6》
《4月4日ドジャースvsナショナルズ(ナショナルズパーク)◯10-5》
《4月5日ドジャースvsナショナルズ(ナショナルズパーク)◯8-6》
ちょうど1年ぶりのワシントンD.C.だった。昨年のこの時期、私はドジャースのホワイトハウス訪問を現地取材した。野球記者として、ホワイトハウスに入ることはもちろん、まさか米国の大統領を目の前で見る機会があるとは思ってもみなかった。
手荷物検査を何回するのかというほどセキュリティは厳しく、スナイパーも人生で初めて見た。ドナルド・トランプ大統領が身長190cmもあることを知らず、想像以上に大きくて驚いたことが記憶に刻まれている。今年のホワイトハウス訪問はいつだろうか。
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当時の取材メモを振り返ると気温は6度だった。大雨で体感気温はもっと低く、震え上がっていた。ただ、今回は違った。日中は大体25度まで上昇し、半袖でも十分に快適に過ごすことができた。ナショナルズパークの外野コンコースに何本も植えられた濃いピンク色の桜はちょうど満開。大谷と同じく9年連続でこの時期に米国にいるので、桜は毎年見ることができないだけに、昨年に続き心が洗われた。
今遠征の最大の注目は、開幕6試合ノーアーチの大谷にいつ本塁打が飛び出すのか、だった。すると4月3日の初戦、いきなり待望の一発が飛び出した。3点を追う3回1死一、二塁。大谷は試合前まで通算10打数5安打、打率5割と好相性だった元巨人の右腕マイルズ・マイコラスが投じた低めのチェンジアップを豪快にすくい上げた。
打球速度109.5マイル(約176キロ)、同飛距離401フィート(約122メートル)の文句なしの同点3ランは右翼席中段へ。今季初長打だった。
「オオタニは何のポーズを?」
大谷は表情を変えることなくダイヤモンドを一周したが、ベンチ前で両手をギュッと握り締めながら掲げ、祈るように空を見上げた。

