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なぜ大谷翔平はサイ・ヤング賞“最有力候補”ではないのか? メジャーで無敵状態も…手強い“2人の怪物”の名前「最大の条件は投球回数よりも…」

posted2026/06/10 06:01

 
なぜ大谷翔平はサイ・ヤング賞“最有力候補”ではないのか? メジャーで無敵状態も…手強い“2人の怪物”の名前「最大の条件は投球回数よりも…」<Number Web> photograph by Getty Images

今季、投手として圧倒的な成績を見せているドジャース大谷翔平

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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大谷翔平は、日本人選手で初めてサイ・ヤング賞を獲得できるのか。最大の壁は? なぜ山本由伸の名は候補に挙がらないのか? 実情に迫る。【全2回の2回目】

史上最高レベル…サイ・ヤング賞の対抗馬

 大谷翔平は4月に投手の月間MVPに選ばれているが、5月に同賞に選ばれたフィリーズのクリストファー・サンチェスは6月3日までにメジャーの左腕投手史上最長記録となる50回2/3連続無失点をマークし、6月8日時点で14試合、93回1/3を投げ8勝2敗、防御率1.54、113奪三振で、投球回はリーグトップ、防御率と奪三振は同2位につけている。

 メジャーでナンバーワンの剛速球投手となったブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーも、5月に38回1/3を投げてわずか1失点の快投を続け、今季13試合、78回を投げた6月8日の時点で7勝2敗、防御率1.50、116奪三振で、防御率と奪三振はリーグトップと、こちらも異次元の安定感だ。

「今季のサイ・ヤング賞は、メジャー史上でも前例がないほどのハイレベルな争いになる」

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 大物野球記者として知られるジェーソン・スタークス氏はそう断言し、他の米メディア関係者も口々にそう話す。

 このため、昨季のサイ・ヤング賞争いで3位の票を獲得し今季も安定している山本由伸は、本来なら候補に入ってもおかしくはないレベルの安定した投球を続けているものの、防御率はリーグ8位にとどまり、今のところ米メディアではほとんど名前が挙がっていない。サンチェスやミジオロウスキーがあまりにも驚異的な数字をたたき出している分、目立っていないというわけだ。

【次ページ】 MVP獲得なら…サイ・ヤングは難しい?

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