テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER

「あぁっ!」大谷翔平が絶叫した死球→右肩に巨大湿布…ドジャースGMが「議論しなければ」と語った“投手専念”、まさか2日後にやってくるとは

posted2026/05/01 06:04

 
「あぁっ!」大谷翔平が絶叫した死球→右肩に巨大湿布…ドジャースGMが「議論しなければ」と語った“投手専念”、まさか2日後にやってくるとは<Number Web> photograph by Sean M.Haffey/Getty Images

大谷翔平はメジャー屈指の強打者の宿命で、死球とも隣り合わせである

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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 ワールドシリーズ3連覇へ突き進む大谷翔平とロサンゼルス・ドジャース。「テレビに映らない舞台裏」を番記者は見た。〈NumberWebレポート/随時配信〉

“大谷の走塁ミス”をキッパリ指摘するコーチ

《4月13日 ドジャースvsメッツ(ユニクロフィールド・アット・ドジャースタジアム)◯4-0》

 この日、取材を続ける必要があったのは、前日12日のレンジャーズ戦で、大谷翔平が絡んだ“走塁”に関してだった。

 全体練習前の午後2時過ぎ。走塁担当のクリス・ウッドワード一塁コーチを見つけ、見解を聞いた。

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「まず前提として、翔平は前の走者の動きを見てから判断しないといけなかった。コールは少しシャッフル(小刻みに跳ねて次の塁へ体重移動するサイドステップ)して、スタートを切ったが、止まった。翔平はコールがそのまま三塁へ向かったと思っていた」

 問題の“走塁”は、1-2と1点ビハインドの3回に起きた。先頭打者のアレックス・コールが中前打で出塁すると、1死から大谷も四球を選び一、二塁の好機をつくった。次打者カイル・タッカーは空振り三振に倒れたもののなおも2死一、二塁で好調アンディ・パヘスが打席へ。0ボール2ストライクからの5球目で二塁走者コール、一塁走者大谷ともにスタートを切った。

 パヘスがボール球となった外角スライダーを見送ると、コールは二塁へ帰塁しようとしたが、スタートを切っていた大谷はすでに二塁ベース手前。結局、コールが二、三塁間に挟まれタッチアウトとなり、絶好の得点機がつぶれた。

「パヘスは打撃好調なだけに、100%セーフになれる時だけいっていい状況だった。コールは少し迷いがあった。一度スタートしたなら、そのまま行けばセーフだったと思うが、止まった。翔平は前の走者を見て、行くか止まるか判断しないといけない。前が止まったなら、自分も止まらないといけなかった。コールも少し無理をした部分があった」

 迷いが生じたコール、先の塁の走者をしっかり見ていなかった大谷、双方のミスだった――ウッドワード一塁コーチは、そう断じた。チームの顔である大谷であろうとミスをきっぱりと指摘し、修正を促す。そこに緩みや慢心はない。

千賀が由伸&ディアスと親交を温める場面も

 なおウッドワード一塁コーチは、フレディ・フリーマンやミゲル・ロハス、サンティアゴ・エスピナルら内野手に短距離でゴロを投げ続けるグラブさばきのルーティンに毎日付き合う。こういった細かいこだわりや練習が3連覇を目指すチームの強さの秘密の一つなのだと感じている。

 ちなみに、メッツはコーチが投げるのではなく、ノックマシンのより速い打球でグラブさばきのルーティンを行う。チームによる練習の違いもまた興味深い。

【次ページ】 151kmが右肩甲骨に直撃「あぁっ!」

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