テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「左手の薬指以外は準備できている」大谷翔平より大声援の山本由伸、“矢田先生”に学ぶベッツ逆方向弾…ドジャース開幕3連勝、早くも王朝の風格
posted2026/03/31 06:03
おなじみ大谷翔平、フリーマン、ベッツのMVPトリオ。ドジャースは3連覇に向けて王朝の風格を漂わせている
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
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MediaNews Group/Los Angeles Daily News via Getty Images
大谷や由伸だけでなく…カーショーも祝福
開幕2試合目となった27日の試合前には昨秋のWS連覇を記念した優勝リング贈呈式が行われた。順番にナインがアナウンスされ大声援に包まれ大谷翔平が登場したが、“大トリ”で登場したWSでMVPの山本由伸に送られた声援の大きさは大谷を上回り、この日一番だった。
やはりメジャーリーグはレギュラーシーズンに比べて、ポストシーズンの注目度が段違いでその貢献度は計り知れない。山本は間違いなくロサンゼルスの英雄となっていた。
昨季限りで現役引退したクレイトン・カーショー氏もサプライズで始球式を務め、ムーキー・ベッツから指輪を受け取り、ナインの輪に囲まれ、祝福された。このあたりの豪華で感動的な演出はさすがメジャーリーグといったところだろう。
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試合中には記者席で報道陣に代表してフレディ・フリーマンの指輪が公開されたが、上部が開閉式でWS第7戦の本塁付近の土も埋め込まれていた。価格は非公表だが、ポストシーズン17試合を戦ったことからサファイアが17個配置され、特大のダイヤモンドも輝く一品だった。
大谷の“左手薬指”発言にベッツの逆方向弾
少し驚いたこともあった。
授与式では特別映像が流され、大谷は「3連覇はなかなかある機会ではない。難しいシーズンですけど精いっぱい頑張りたい」と語り「左手の薬指以外、どこでも付けられる準備はできています」と笑みを見せた。私を含めた日本の報道陣は「おぉ!」と思わず声を上げた。
日本ハム時代から“大谷番”として13年目を迎えるが、ずっと大谷はシャイな印象だった。公の場で夫人への愛をここまでにじませる場面がくるとは想像もせず、映像でのひとこまとはいえ、うれしく、心温まるシーンだった。

