テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「大谷翔平の“伸びた髪イジり”」村上宗隆も「5ドルくれたら見せてあげる」ドジャース同僚も…番記者が見聞きした“ショウヘイの寛大さ”
posted2026/03/31 06:02
ドジャースのオープン戦時の大谷翔平。確かにだいぶ髪が伸びていた
text by

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph by
Nanae Suzuki
「テクノカット発言」に見る“身近になった大谷”
ホワイトソックス村上宗隆の初アーチを取材していた同僚記者の報告によれば――試合後の村上は、大谷翔平が報道陣に「ムネ、打ちました?」と逆質問していたことを聞くと「マジですか?」と即反応したという。
2大会連続でWBCを共に戦った大谷と事前に連絡を取っていたそうで「翔平さん、髪の毛をテクノカットにしていたから、僕らがちょっとイジってて」と明かし、「僕がちょっと打てなかったらテクノカットにします」と宣言していたという。「“あ、お前テクノ行きだな”って言われたので。回避しましたって伝えてください」と笑顔で語り、報道陣の笑いを誘ったという。
確かに大谷は3月22日のエンゼルス戦前に散髪し、長かったもみあげがスッキリしていた。村上が“僕ら”ということは、侍ジャパンでのグループLINEで複数選手がイジったのだろうか。大会前は大谷をイジれるのは日本ハム時代の先輩にあたるソフトバンクの近藤健介か同学年のカブスの鈴木誠也くらいという印象を受けていたが、大会を通して共に過ごし、後輩たちからもイジられるくらい親密な関係になったのだろう。
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最高峰のメジャーの舞台で過去5年で4度のMVP受賞の大谷という大きすぎる存在が、ほんの少しでも身近な存在になったことは“番記者”としても感慨深く、大げさではなく日本球界にとってプラスなことではないだろうか。
ロバーツ監督も「ショウヘイは寛大だ」
その後の開幕戦で、大谷は初回の先頭打者としていきなり打球速度111.1マイル(約178.8キロ)の痛烈な右前打を放った。得点にはつながらなかったが4年連続の開幕戦安打を記録した。2点リードの7回は右肘エルボーガードに死球を受け、新加入カイル・タッカーの右中間二塁打で一気にダメ押しのホームに生還して試合を決定づけた。
試合後。各選手のロッカーには、確かに大谷が贈ったというSEIKOの紙袋が置かれていた。試合前に気付かなかったことについては猛省するしかないが、「Happy Opening Day!!Three-Peat!! Shohei Ohtani」(開幕おめでとう!!3連覇だ!!)というメッセージカードもしっかりと紙袋の外側に付いていた。

