テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「オオタニ、そんな凄いの?」大谷翔平より“山本由伸ヨッシー人形”目当ての米ゲーマー「でもそれで野球を好きになる人も」ドジャース救援陣も行列
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byRyan Sirius Sun/Getty Images,Naoyuki Yanagihara
posted2026/04/09 11:00
今やドジャースのエースである山本由伸。スーパーマリオシリーズで人気の「ヨッシー」とコラボしたボブルヘッドデーが設けられた
「僕たちは全然野球のことを知らなくて、ただのスーパーマリオシリーズのファンなんだ。先着4万人と聞いたから凄く神経質になって早めに球場に来たんだ。ヨッシーのボブルヘッドをもらったら球場を離れてきょう公開の映画を2人で見に行くよ」
オオタニ…よく知らないけどそんな凄いのか?
2人はコラボーレションの相手の山本のことはおろか、この日今季初めて先発登板する大谷のことも知らなかった。
私が「大谷選手は投手として100マイル以上の剛速球を投げることもできるし、打者として本塁打を打つこともできる。昨季まで4度のMVPを獲得している選手です」と説明すると、先頭の男性がインタビューに割り込んできて「きょうは1番・投手兼DHで出場するんだ。毎日観られるわけではないから観戦した方がいいよ」と進言し始めた。
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デービッドさんは困惑した表情を浮かべ「その選手のことはよく知らないが、そんなに凄いのか? 投げて打つのは珍しいことなのか?」と逆質問。「映画は明日でも観られるよ」と私は続けたが、デービッドさんは「映画、観に行く予定なんだけど」と困惑した様子で、ダニエルさんは「俺たちは野球もドジャースのこともあまり知らないから。たぶん映画を観に行く」とブレる様子がなかった。
それよりも、私が日本から来た記者だと分かると、日本発祥のスーパーマリオシリーズがどれだけ好きかを熱弁し、改めて任天堂やスーパーマリオシリーズだけでなく、日本のゲーム文化全体のすごさを感じとる一幕となった。
リリーフ陣も“ヨシのサイン”をもらって大喜び
これは選手も同様だった。
その後のクラブハウスではいち早くボブルヘッドをゲットしたジャスティン・ロブレスキーやウィル・クライン、タナー・スコットといった救援投手陣が山本のロッカーの前に1列で並んで、ボブルヘッドそのものや箱にサインをもらっては喜んでいた。
移動時の機内でNintendo Switchで遊ぶなどチーム屈指のゲーマーとして知られるクラインは「球場でこのようなプロモーションを楽しんでゲームが好きになる人もいれば、プロモーション目当てで球場に来て野球を好きになる人もいる。どちらにとっても良いことだよね」と、笑みを浮かべていたほどである。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

