テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「オオタニ、HR打てよ!」ファンの声にサヨナラ弾…なぜ大谷翔平は勝負強いのか「結果が悪くても良くても」ドジャースのメンタルスキルコーチがズバリ
posted2026/04/06 11:03
大谷翔平はなぜ勝負強いのか……ドジャースのメンタルコーチに聞いた話が興味深かった
text by

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph by
Nanae Suzuki
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時差ボケがあっても本塁打を放った日
《2025年3月27日 タイガース戦○5-4(ドジャースタジアム)》
帽子や胸のロゴが金色の特別ユニホームでプレーした大谷が、より一層輝いた。4-3と1点差に詰め寄られた直後の7回2死。3番手右腕ブレナン・ハニフィーの真ん中から外へ逃げていく95.8マイル(約154キロ)シンカーを逆らわず、しなやかに振り抜いた。
「シンプルにストライクを振っていくことを考えた。接戦気味だったけれど、何とか良いところで打てた」
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左方向へ高々と舞い上がった打球は左翼席へ。右手人さし指を天高く突き上げ、5万3595人の大観衆は熱狂の渦に包まれた。同じ代理人事務所CAAの名俳優トム・ハンクスや、NBAのレジェンドでドジャース共同オーナーのマジック・ジョンソン氏らもガッツポーズして歓喜。東京での開幕シリーズ2戦目から2試合連発となる2号ソロで、チームを3連勝に導いた。
東京での開幕第2戦終了後すぐに飛び立ち、米国に戻り8日目だが、まだ時差ボケに悩まされているという。
この日の試合開始は、日本時間では午前8時13分。
「ちょうど試合が始まったくらいが一番眠気がある。しっかり起きるところは起きて、寝るところは寝るのが大事」
ロバーツ監督「決して我々をがっかりさせない」
24年サイ・ヤング賞の先発左腕タリック・スクバルから3回に右前打を放ったが、5回は99・2マイル(約160キロ)シンカーに完全に詰まらされた二ゴロ。降板後、本塁打が飛び出した7回2死は、日本時間では午前10時を過ぎた頃。時差ボケとも戦う中で、集中力を研ぎ澄ませた。
新たな長尺バットを使って、米8年目で最速の開幕から3戦2発。バットを変更した意図については「もっともっと良い打撃をずっと求める中で」と語り、遠心力が働いた打球は前年以上に力強かった。
