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小笠原慎之介…3A→2Aは降格?「実はメジャー昇格にメリットも」球速、奪三振率アップ重視の米球界に葛藤も「僕は結局、野球が好きなんです」

posted2026/04/07 11:02

 
小笠原慎之介…3A→2Aは降格?「実はメジャー昇格にメリットも」球速、奪三振率アップ重視の米球界に葛藤も「僕は結局、野球が好きなんです」<Number Web> photograph by Getty Images

今シーズンはナショナルズ傘下2Aからメジャー昇格を目指す

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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 米球界で2年目のシーズンとなる小笠原慎之介投手は、ナショナルズ傘下のマイナー2Aハリスバーグ・セネターズで2026年の開幕を迎えた。3Aから2Aへいわば“降格”した左腕は今、どのような思いを抱え何と向き合っているのか。その現在地をMLB担当の山田結軌記者が取材した。〈全2回の後編/前編も公開中です〉

◆◆◆

 オープン戦で2試合に登板し、結果を残しつつあった小笠原慎之介に対し、球団が下した決断はマイナーキャンプへの合流だった。招待選手という立場上、小笠原もそれは覚悟して臨んでいた。練習負荷を徹底管理されながらトレーニングをしなければいけないというジレンマを抱えてはいたが、出来るのは結果を求めること以外ない。

「自分と球団が持っている答えって、結局は一緒なんです。結果を出す、というのは1つの答えとして同じこと。ただ、求められていることと自分がこれで(メジャーに)上がっていくというプランが、選択肢としてすごく少なかったなと思う。フロントは球速を上げて三振を取ってくれ、そこも(自分には)必要なのも分かっている」

「自分のスタイルを見失わないように…」

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 小笠原も「球速アップ」、「奪三振率の向上」というチーム全体の方針は理解している。これはナショナルズのみならず、米球界全体が目指す大きなテーマだ。さらに「身体的負荷を管理し、負傷を予防する」というテーマは、野球界の課題でもある。しかし、その上で自分らしさを見失わないことも重要だ。

「去年の自分が良かった部分……(フィリーズで56本塁打の)シュワーバー選手を抑えたりとか、(ロイヤルズの)ボビー・ウィットJr.選手から三振を取ったりとか、(フィリーズの)ハーパー選手から三振を奪ったりとか、なぜそれが出来たのかとなった時に、色々な球種を使って抑えたからだと思う。それが自分のスタイル。そのスタイルだけは壊さないように、うまく球速も上げながら三振を取れるようにしたい」

【次ページ】 2Aで調整できるメリットは…

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