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“侍ジャパン辞退”から3カ月…松井裕樹(パドレス)の現在地「左内転筋負傷の内実」「怪我と隣り合わせだった“親指トレーニング”の成果」
posted2026/05/23 11:03
メジャー3年目、松井裕樹の現在地とは
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph by
Yuki Yamada
左内転筋の負傷で今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を辞退したパドレスの松井裕樹投手。メジャー3年目のシーズンに挑む左腕の現在地とは。MLB担当の山田結軌記者がリポートする。〈全2回の前編/後編を読む〉
◆◆◆
松井裕樹のメジャー3年目は、開幕から38試合目にようやくスタートした。
今年2月19日、キャンプ中のライブBPで左内転筋を痛め、日本代表に選出されていたWBC出場を辞退した。
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メジャー復帰登板は5月8日。カージナルス戦の5回、4点を追う1死満塁の場面でマウンドに上がった。安打と犠牲フライで2点を失ったが自責点はつかなかった。2回2/3を38球、3安打無失点。リリーフ投手として前の投手が残した走者を生還させた内容には悔しさを残しながらも、ひとまずメジャーのマウンドに復帰を果たした。
長かったリハビリ期間の思い
その前日のことだ。松井は試合後のウエートトレーニングを終えると、本拠地・ぺトコパークの駐車場へと向かう通路で足を止めた。約15分間。長かったリハビリ登板、メジャー復帰への思い、そして今季にかける決意を静かに振り返った。
この日の試合では、ブルペンで出番に備えていた。2度、本格的に肩を作ったが、名前を呼ばれることはなかった。
「これが一番、疲れるんですよね」と笑った。だが、今季のメジャー初登板へ心身の準備は整っていた。
「きょうは、気持ちは半分くらい入っていた。片足、グラウンドに入っているくらいでしたね」
集中力を高め、気持ちを作る。中継ぎ投手として大切なプロセスの予行演習ができた。

