テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「アイアトン通訳を待たずの英語力」大谷翔平に日米メディアが驚いたのは130m弾でもスイーパーでもなく…「佐々木朗希についての質問」を即答した日
posted2026/04/06 11:01
2025年の大谷翔平は、英語力の向上でも日米メディアを驚かせていた
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph by
Nanae Suzuki
ドジャース移籍、結婚、韓国&日本開幕戦、二刀流復活、そして死闘の末に掴んだワールドシリーズ連覇まで。日本時代から大谷翔平を追い続けて13年目になる番記者が記した新刊『大谷翔平を追いかけて2 番記者が見た連覇の舞台裏』(柳原直之・著/ワニブックス刊)より、2024年序盤戦のエピソードを一部転載にてご紹介します。
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キャンプ時点で違った打球音と速度
《2025年2月12日バッテリー組キャンプ初日(グレンデール)》
音が違う。打球速度が違う。
いつものように左脇を高く掲げて構えた大谷が振り抜いた打球は、ピンポン球のように次々とオーバーフェンスした。
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「バッティングに関しては当初の予定から開幕は目指しているので、スケジュール通りに来ている。今のところ順調」
1セット目は合わせるような軽めの10スイングで柵越え4本。圧巻は2セット目で3スイング目から6連発を数えた。推定飛距離は最長130メートル。特に7スイング目は二塁手がジャンプすれば捕れそうなほどの低い弾道から伸びて右翼フェンスを越えた。
計18スイングで10発。24年シーズンに「54本塁打&59盗塁」で2年連続本塁打王に輝いたパワーがさらに進化を遂げた様子でも、「振ってる軌道と上がっている打球の角度が合っているかが一番大事。まだ少し改善する余地がある」と謙虚に振り返った。
脱臼のリハビリ中でも…スイーパーも
さらに恐ろしいのは、まだ24年秋のWS第2戦で脱臼した左肩の手術明けでリハビリ中ということだ。
「完全に違和感がないという状態ではない。しばらくは違和感が残ると思うけど、現状でもバットは結構振れているのでそこの戦い」
背中にバットが届かんばかりのフルスイングはまだできないようで、「一番は可動域の制限。肩は特に複雑な構造。もう少し時間をかける必要がある」と続けた。
