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「大谷翔平のボディーガードも兼任」水原通訳はなぜ“唯一無二”の存在なのか…元相棒が明かす「僕と一緒にクビになった一平君」の素顔
posted2023/07/28 17:04
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph by
Getty Images
その一挙手一投足に熱い視線が注がれているエンゼルスの大谷翔平とともに、今や、時の人となっているのが大谷の通訳をつとめる水原一平氏だろう。実は、水原氏がメジャーリーグで最初の一歩を踏み出したパートナーこそ岡島秀樹氏だ。当時のエピソードと、メジャーリーグにおける通訳の知られざる役割について聞いた。〈全2回の#2/#1から読む〉
大谷の代わりにホームランセレブレーションで兜をかぶればニュースとなり、オールスター前夜祭では一緒にレッドカーペットを歩いたことがいち早く取り上げられる。
水原氏はなぜこれほどまでに好感度が高いのか。
メジャーリーグでプレーをしていた際に一時、水原氏とともに過ごしたことがある元レッドソックスの岡島秀樹氏に話を聞いた。
“一平君”との運命の出会い
「初めて会ったのは2012年です。第一印象は明るくて元気が良い、面白い人。よくしゃべるし、でも決して前に出過ぎない、そんなところが周囲に好かれる要因ではないでしょうか」
出会った当時、岡島氏はニューヨーク・ヤンキースとのマイナー契約が決まり、招待されたメジャーキャンプに参加するため、タンパでメディカルチェックを待つ身だった。ヤンキースが用意してくれた通訳が、父親の仕事の関係で6歳からアメリカに移住していた水原氏だった。