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「遠藤航…控えですか?」「モリタは素晴らしい選手だが」ブラジル人記者がW杯日本代表“先発+26人”を大予想「じつは103戦72勝」森保采配はベタボメ
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/04/03 19:20
熾烈さを増すW杯26人枠。森保一監督はどのような編成をするか
「恐るべき過小評価だね。FIFAの目は節穴なのか、と言いたくなる。以前から思っていたが、日本のランキングはもっともっと上であるべきだ!」
――日本代表で、森保監督は歴代最多の103試合を指揮し、歴代最多の72勝を記録し、1試合当たりの平均勝ち点2.23も最高。いずれの数字も突出しており、日本代表史上最高の監督と断言できそうです。
森保一:103試合、72勝14分17敗、1試合当たりの平均勝ち点2.23
ジーコ:71試合、37勝16分18敗、1.79
岡田武史:65試合、31勝17分17敗、1.69
アルベルト・ザッケローニ:55試合、30勝12分13敗、1.85
フィリップ・トルシエ:50試合、23勝16分11敗、1.70
イビチャ・オシム:20試合、13勝2分5敗、2.05
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「そうだね。就任直後の2019年初め、アジアカップで優勝を逃して一部のメディアとファンから『戦術がない』、『選手は欧州でプレーしているのに、監督は日本国内での経験しかない』などと叩かれた。その後、少しずつ結果が出始めても 『勝てたのは選手のお陰』と言われた。これらの批判を、圧倒的な結果を出すことで見返した。指導者として、また人間として見事だね」
ミトマとクボはビッグクラブにいてしかるべき
――日本には、欧州ビッグクラブで絶対的なレギュラーを務める選手、世界的なスーパースターはいない。それでも世界最高峰のプレミアリーグでプレーする選手を揃えたイングランドにも、敵地で勝った。どうしてこんなことが起こりうるのでしょうか?
「最大の理由は、チームとしてのまとまりが素晴らしく、選手どうしの連係がまるでクラブチームのように取れており、組織力で世界の強豪を凌駕しているから。それに、欧州ビッグクラブでプレーする選手が少ないのは日本選手だけの責任とは思えない」
――と言いますと?
「例えば、三笘と久保はすでに欧州中堅クラブで素晴らしいプレーを見せており、本来ならビッグクラブでプレーしていてしかるべき。もし彼らがブラジル人かアルゼンチン人だったら、間違いなくそうなっていると思う。イングランド戦で見事なプレーを見せた中村がフランス2部のクラブに、佐野海舟がブンデスリーガとはいえ中小クラブに所属しているのも信じがたい。欧州のフットボール関係者がまだ日本のフットボールを過小評価しているからだと思う」
――日本選手がこのような状況を打開するにはどうすればいいと思いますか?
「もちろん、現在所属しているクラブで圧倒的な結果を残してアピールしなければならない。そして、日本代表がW杯でさらに良い成績を残すこと。それによって日本のフットボールがより正当に評価され、選手はもっと格上のクラブから好条件でオファーを受けるはずだ」
ベスト8以上を狙うなら、やはり首位突破を
――W杯で、日本はどのような戦い方をするべきでしょうか?
「チーム戦術は、すでに確立されている。あとは、故障を抱えている選手を含めて選手全員が心身のコンディションをベストに高めること、に尽きる」
――日本にとってベストと思われる勝ち上がり方をシミュレーションしてください。

