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「驚きではない」守田英正30歳の“招集外”をどう捉えるべきなのか? 森保監督「いつでも戦力」発言の真意…“ある表現”が示す北中米W杯後への視点
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戸塚啓Kei Totsuka
photograph byGetty Images
posted2026/03/25 17:31
今年5月に31歳になる守田英正。日本代表の主軸を担ってきたMFの“招集外”はどのような意味を持つのか
昨年11月に続いて招集された後藤啓介は、191センチのサイズが攻撃のオプションとなる。アジアでの戦いではパワープレーを使う必要がなかったが、W杯本大会で追いかける展開となった際には、この20歳の高さが相手守備陣の脅威となる。リスタートの選択肢にロングスローを取り入れれば、後藤を軸にしたデザインが有効だ。彼自身が得点できなくても、その存在によって周囲の選手にチャンスが訪れることもあるだろう。
フィールドプレーヤー“25人招集”の意味
今回の2試合は、W杯直前の貴重なテストマッチである。森保監督も「選手を試す時期ではなく、チームを固めていくべきだと考える人もいると思いますが」と頷く。そのうえで、「昨年11月の活動から時間が空いて、もう一度チームの基本コンセプトを確認して、より多くの選手にチーム戦術の共有をしてもらうために、多く招集しました」とも語っている。
今回はフィールドプレーヤーだけで、25人を呼び寄せた(その後、冨安健洋が負傷のため不参加に)。結果重視で2試合に挑むと、全員を使うのは難しいだろう。使えることができたとしても、プレータイムの限られる選手が出てくる。
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それでも多くの選手を招集したのは、不測の事態も想定しているからに違いない。4年前のカタール大会では、メンバー発表後に中山雄太が負傷し、選手の入れ替えを迫られた。同じような状況が起こっても慌てることなく対応できるように、初招集の選手を含めたより大きなグループで活動し、あらゆる状況に対応できる柔軟性を磨いていくのだろう。
26年3月の活動は、もちろん北中米W杯への準備だ。そのうえで言えば、招集された28人のキャリアは、W杯後も続いていく。つまりは結果的に、バトンをつなぐことにもなるのだ。

