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「代表に行った時に楽」谷口彰悟34歳が日本代表3バック中央で“W杯最有力”の背景…英撃破4日後、ベルギーで明かす「良い意味で助けてもらえない」
posted2026/04/08 17:01
イングランド戦、日本代表の無失点勝利を3バック中央で支えた谷口彰悟。33歳で移籍したベルギーの地で何を得たか
text by

佐藤景Kei Sato
photograph by
Mike Hewitt/Getty Images
サッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムで、イングランド代表を1-0の完封で下した4日後。谷口彰悟(34歳)は、日本代表のユニフォームをまとって戦った90分間とは質の異なる、静かな緊迫感の中にいた。
谷口在籍シント=トロイデンは躍進を果たしている
所属するシント=トロイデンVV(STVV)が、ベルギー1部リーグ・プレーオフ1(PO1)の開幕戦で、レギュラーシーズンを首位で終えたユニオン・サンジロワーズと対戦したからだ。
昨季は残留争いを強いられたSTVVだが、今季は開幕から着実に勝ち点を積み上げ、レギュラーシーズンを3位でフィニッシュした。ベルギー国内ではその躍進が驚きをもって受け止められている。
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ベルギー1部リーグのレギュレーションは、欧州の主要リーグの中でも極めて特徴的だ。レギュラーシーズン上位6チームが「PO1」に進出。勝ち点を半分にした上で、ホーム・アンド・アウェーの総当たり全10試合で最終順位を決定する。1位にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の本戦出場権が、3位までには欧州カップ戦への切符が与えられる仕組みだ(※4位は国内カップ戦などの結果次第)。
今年で創立102年を迎えたSTVVにとって、欧州の舞台は悲願である。1999年と2003年にUEFAインタートトカップ(勝者は当時のUEFAカップに出場)に出場した経験はあるが、主要大会の本戦に辿り着いたことは一度もない。今回のPO1は、その意味でクラブの歴史を塗り替えるための戦いでもあった。
大ケガから復帰…DFラインの軸として盤石の安定感を
低迷していた昨季とは一転して、今季のSTVVは開幕から快進撃を見せた。序盤の6試合を4勝2分けの無敗で駆け抜け、一躍上位戦線の主役に躍り出たのだ。その躍進の背後には、慎重に、かつ着実にピッチへの完全帰還を期す谷口の姿があった。

