欧州サッカーPRESSBACK NUMBER
日本代表DF板倉滉が21億円移籍アヤックスは「PSGに肉薄の名門」上田綺世・渡辺剛フェイエや三笘薫ブライトンも…欧州サッカー補強事情ウラ側
text by

ジェームズ・ティペットJames Tippett
photograph byNaoki Morita/AFLO
posted2025/08/09 17:00
名門アヤックスへの移籍が決まった板倉滉と、フェイエノールト所属の上田綺世。レーティング的にはオランダの名門は“過小評価”されている
リーグ・アンの方が総合的なクオリティが高いことは、この図を見るとすぐにわかる。チームの平均的なレーティングが61.6であるのに対し、エールディビジでは52.8となっている。だが上位チームの差はわずかだ。エールディビジで2位のフェイエノールト(FW上田綺世が所属。2025-26シーズンからDF渡辺剛が加入)は、現時点ではリーグ・アンのモナコやリヨンよりもレーティングが高い。つまりリーグ全体の評価は劣るものの、クラブレベルではリーグ・アンのトップクラスの選手たちに伍する人材が存在することになる。しかもオランダで選手を物色するクラブは少ないため、優れたサッカー選手が過小評価されている可能性が大きい。
能力が高くとも、注目度が低いリーグでプレーしているがゆえに市場での評価額も割安になっている。
三笘ブライトンは“買い物上手”だった
このような選手をバーゲンプライスで獲得し、チーム強化に最大限に活用してきたのがブライトン(※MF三笘薫が所属)とブレントフォードだ。〈つづく〉
#5
英国人識者ズバリ「サッカー日本代表選手を安く買える時代は終わった」三笘薫ブライトンに田中碧リーズ…英名門は“19億円→68億円”の錬金術
#4
日本代表DF板倉滉が21億円移籍アヤックスは「PSGに肉薄の名門」上田綺世・渡辺剛フェイエや三笘薫ブライトンも…欧州サッカー補強事情ウラ側
#3
「お買い得48億円でサラー獲得」「売却益150億円超を最強DF・GKに再投資」“ボロ儲け”リバプール補強戦略ウラ側…日本遠征で衝撃の16歳怪童も
#2
低迷リバプールの救世主は「名門ケンブリッジ大で博士号」「ノートPCにかじりつく連中」だった…看板選手に「期待外れだ」ホンネで告げた大改革
#1
「クロップの手腕に問題? ノーだ」遠藤航所属リバプールが再建を託した“不運すぎる名将”…「彼らのお陰で僕はここにいる」と感謝した日

